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内容説明
1665年、ペストの流行で閉鎖された大学を去り、孤独の中で次々と大発見を成し遂げたニュートン。それから240年後、特許庁で働きながらひとりで特殊相対性理論を作り上げたアインシュタイン。ともに孤独を愛し、研究に没頭することを好んだ二人の天才をとらえたテーマ「光」と「重力」を通して、彼らの思考にせまります。(ブルーバックス・2015年8月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かりん
11
ニュートンとアインシュタインは孤独に研究をして素晴らしい発見をした。その発見は古典力学から量子力学へとつながる。二人の研究人生を追って、物理学の歴史を辿ることができる1冊。物理学、哲学などの区別なく、ひとまとまりに「科学」として専門を持たずに様々なことを研究していた時代、いいなぁ、と思った。2020/03/30
Happy Like a Honeybee
9
彼は一つの時代のひとではなく、あらゆる時代に通用する(ベンジョンソン) ニュートンとアインシュタインの人生と研究結果を考察する一冊。 相対性理論に関する特殊と一般。空間を記述する道具としてのリーマン幾何学。ハレー彗星の記録。月におけるハンマーと羽根の実験。宇宙空間は動的に膨張を続けるのか。私たちが今この瞬間に生を受ける事は、果てしない奇跡の連続。2017/06/10
Hiro
6
ニュートンとアインシュタインの偉業について、光と重力にフォーカスを当てて説明した本。初心者にもわかりやすく書かれていて、とても読みやすかった。ニュートンは実は錬金術にもはまっていた、とか、ニュートンが大学のときにペストが流行って大学閉鎖されてその間に数々の理論をまとめた、とか、アインシュタインのノーベル賞受賞は相対性理論ではなく光電効果だったが受賞公演では相対性理論の話をした、など、今まで知らなかった逸話も知れて興味深かった。2025/10/03
霹靂火 雷公
4
専門的な証明は紙面の都合上コラムで纏められていて素人には理解できなかったが、光学と物理学が両輪となって進歩し続けている様子を概観できてよかった。2015/09/23
黒豆
4
理論中心の解説かと思ったが、2人の天才性(一人で論文を書き上げた)を強調したどちらかと言えば歴史書だった。興味を持ったのはアインシュタインのノーベル賞受賞講演で受賞した光電効果ではなく相対性理論を取り上げた事。2015/09/11
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