内容説明
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数学には人類の長いあいだの経験が集積されている。細かい計算や技巧の歴史としてではなく、ものの見方、考え方の歴史としてその道程を振り返るとき、目のまえには見たことのない数学の「風景」が広がるだろう。数学の歴史は私たちの思想の歴史にほかならない。数を数えることから現代数学までを鮮やかにつなぐ、数学入門の金字塔。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
22
後半は難しかったけど、考え方や発想を学ぶのは楽しい。私たちが学校で習ってしまった事を、自分で考えて思いついた人がいる。どんな感じでひらめいたのか。天才はすごいなぁ!1964年の本だそうです。内容は全然古くありません。2020/03/12
ぜんこう
21
理系頭をたまには刺激しようと思って借りてみました。1964年に新書で刊行されたものの文庫化…知らなかった(-_-;) でも解説で茂木健一郎氏も書いているように全然古くない。 読んでみて、学生時代から苦手な幾何(図形)はやっぱりついていけない…想像力か空間認識が欠除してるんでしょうかね(^_^;) 集合は論理演算とほぼ一緒なんで何とかついていけます(^^) たまにはこういうのも読んだほうがいいかも。2016/05/12
弥勒
14
数学の歴史が描かれてあるのだが、それだけではなく、思想の変遷も描かれてをり、非常に面白かつた。思へば数学の歴史が思想の歴史だといふ事は当然なのだが、私はどうもそこの部分を忘れて数学といふ学問を学んでゐたやうだ。そのため、抽象的な数学に嫌気がさしてゐたのかもしれない。岡潔が「最近数学が観念的になりすぎてゐる」といふ類の警句を発してゐたが、それは数学を学ぶ私たちの態度のことも言つてゐるのかもしれない。2015/12/22
ぽりま
6
数学の歴史と発展を具体例とともに平易に解説した良書。一見、簡単な数学入門のように思えるが、全体で、抽象化して考えることの大切さを教えてくれていることにふと気づく。全体像を掴むために、「おわりに」から読んだ方がいいかも。文章も平易で図も豊富でとても分かりやすい。『数学的思考』(森毅著)を読む前に間違いなく本書を読んでおくべきであった。本書を通じて、数学って大事だな、もっと勉強したいなという気持ちになった。同著者の別の本も手にとってみよっと。2019/02/27
やす
4
数学ガイド。中高生むきかな。数詞の話は面白いと言うか、びっくりというか。数学者の妄想ではないんだね。きっと。2016/10/21
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