扶桑社BOOKS<br> 戦地で生きる支えとなった115通の恋文

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戦地で生きる支えとなった115通の恋文

  • 著者名:稲垣麻由美
  • 価格 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 特価 ¥808(本体¥735)
  • 扶桑社(2015/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594073015

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内容説明

愛しくて愛しくて…淋しくて淋しくて…。
1944年、フィリピン・ミンダナオ島。
「ミンタルの虎」と呼ばれた男のそばには、いつも妻からの手紙があった。
戦後70年の時を超え、あなたに伝えたい「想い」がここにある。
太平洋戦争の激戦地、フィリピン・ミンダナオ島。そこで独立歩兵第353部隊を率いた山田藤栄少佐は極限の状況を生き延び1946年に復員。
福井県に住む家族の元に帰ってきたとき、リュックの中にあったのは氷砂糖と干しぶどう、そして妻が書いた115通の手紙の束だけだった――。
この手紙は、日中戦争が勃発した1937~38年にかけて、妻・しづゑさんが戦地にいる夫・藤栄氏に宛てたもの(いずれも故人)。
藤栄氏はこれを綴じて保管し、のちにこの手紙の束をリュックに忍ばせ、フィリピン・ミンダナオ島に赴任。
戦地での活躍ぶりから「ミンタルの虎」と称されます。その戦場は、藤栄氏が率いた兵員1152人のうち戦没者987人で、9割が餓死したという“地獄の万華鏡”でした。そんな苛酷な戦場を最後までともに歩んだのが、この115通の恋文だったのです。
手紙に綴られた妻のせつない思い、長女が生まれた喜びを伝える言葉の数々が胸を打ちます。
この手紙の存在が、藤栄氏が戦地を生き延びる支えとなったことは想像に難くありません――。
戦後70年という節目に、妻から夫への恋文を通して、夫婦の愛、家族の愛、そして二度と戦争という悲劇を繰り返してはいけない、そんな「想い」を伝える一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

40
戦地にいる旦那さんに宛てた奥さんからの手紙。奥さんの思いがぎっしり詰まっていました。往復書簡でないのが、ちょっと残念。これ系の本なら、大場栄大尉の本がおすすめです!安保法案が通ったので、もし、もしもですよ?もしも自衛隊が戦地に行くことになれば、こんな思いをするのだろうかと考えてしまいました。そういう視点でも読んだので、複雑な気持ちになりました。2015/09/20

友蔵

15
【Kindle本】戦争体験と簡単に言うけれど、本当の戦争を私達は知らない。私の祖父母も戦争を経験して、台湾で空襲から逃げ遅れて芋のツルをかぶって生き延びた事を教えられた。でも、本当の戦争はとても口に出して言えるような生易しいものではなかったのだろうなと思う。私達は、その多くの犠牲を無にしてはいけない。この平和な世の中を守って伝えていかなければならないと強く思う。2020/09/30

きりんだよ

3
「何も知らないことの怖さ」  終章で著者麻由美さんが書きつづっている言葉、身に沁みます。 戦争を知っている世代が1/4以下になっている現在、戦争になっても仕方ないというような意見を持っている人はぜひ読んでほしい。戦争がいかに愚かな行動か・・・ 電話もメールもない当時、軍事郵便なる軍人と家族の私信というものが何億通もやりとりされていたというのも、驚きでした。 麻由美さん、そして手紙の著者の娘さんである喜久代さん、いろいろなことを伝えて下さって、ありがとう!2015/08/11

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