講談社文庫<br> 聖ヨゼフの惨劇

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講談社文庫
聖ヨゼフの惨劇

  • 著者名:藤本ひとみ【著】
  • 価格 ¥586(本体¥533)
  • 講談社(2015/08発売)
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  • ISBN:9784062735445

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内容説明

開かずの礼拝堂の怪。引きずり込まれる悪党と美女。15歳の少年ヴィドックは、生きて出られぬ苛烈な監獄に送り込まれた。不思議な美少女との逢瀬を重ね脱獄の機会を窺ううちに、開かずの礼拝堂に行き当たる。幽霊に取り殺されるというのは本当か。革命派と王党派がしのぎを削るフランスを舞台に展開する波乱万丈の歴史ミステリー。<『聖ヨゼフ脱獄の夜』改題>

目次

第一章 脱獄者なし
第二章 危険な仲間
第三章 恐ろしい光景
第四章 幽霊
第五章 女神の鍵
第六章 脱獄計画
第七章 最初の犠牲者
第八章 そうこなくっちゃ
第九章 礼拝堂の秘密
第十章 深まる謎
第十一章 懲罰用独房
第十二章 聖具室のできごと
第十三章 消えたよそ者
第十四章 司祭の殺意
第十五章 偽善に満ちた信念
第十六章 聖ヨゼフの惨劇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

115
フランスにおいて革命派と王党派が争う時代に15歳の少年ヴィドックは生きて出られない監獄に送られる。監獄での過酷な生活を強いられながら、開かずの礼拝堂の謎を解く冒険推理小説。初めは革命の裏側を舞台にした全くの創作ミステリーかと思ったが、ヴィドックはフランスでは有名な実在した人物で、若い頃は犯罪者として投獄されるが、才能と経験を認められてパリ警視庁で活躍する。またバルザックと交遊関係をもち、モデルとなって作品にも登場する。ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」のジャヴェール警部も彼がモデルとなっている。(続)2021/02/17

金吾

22
当初はやや入り込めませんでしたが、礼拝堂の辺りから読みやすくなりました。ラストは都合よすぎるようにも感じました。あとがきが一番印象的でした。2023/12/07

一五

3
藤本さんは ほとんど読まなかった。KZが面白かったのでミステリなら読もうと…。 15で終身刑のヴィドック どうなるのか。同房の侯爵が なんかいい2019/05/13

ゆずこまめ

3
牢獄内という劣悪な環境ですが…何があっても生き抜く意思と能力を持ったヴィドックが魅力的。続きが読みたいです。2014/03/18

ホレイシア

3
これはいまいち。2008/01/15

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