内容説明
“指輪がぴったりなら一年間だけ結婚してくれ”彼女は息をのんで自分の薬指を見つめた……。■ペイジは大学を卒業し、故郷のカリフォルニアに戻ってきたが、彼女を待っていたのは過酷な現実だった。父が莫大な借金を背負い、失意のうちに亡くなったのだ。ペイジは父の協力要請を拒否した隣家の主人ブラッドを恨んだ。少女のころの憧れなんていつかはうち砕かれるもの……。そう思いつつも、密かに思いを寄せていた人の仕打ちに、ペイジは悲嘆にくれ、運命の皮肉をのろった。葡萄園も屋敷も何もかも手放すしかないと諦めていたある日、ブラッドがやってきて、家を出ていくなと引き留める。「僕のパートナーになればいい。ただし、一年間だけの結婚だ」この人は何を言いだすの? お金で私を自由にしようというの?ブラッドの驚くべき提案に、ペイジは呆然とした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
何度目かの再読。愛する父親を亡くし、大切な葡萄園を救ってもらう見返りに一年間だけの結婚を受け入れたヒロイン。年上のヒーローへの初恋を胸に秘めたまま。ヒーローの誠実さは信じているものの、愛されていないと思い込んでいるので、元彼女が舞い戻ってきてからはずーっと不安で契約通り一年限りで結婚生活は終わるものと悲壮な覚悟までしちゃって。ヒーローも年若いヒロインを追い込んでしまった引け目から弱腰(笑)。サプライズパーティで泣き出してしまうヒロインについ感情移入。何だかんだで結構好きなお話です。2018/05/31
糸車
24
ハーレクインによくある1年という期間限定の契約結婚のお話。先に長崎真央子さんのコミックを読んだ。心理描写が繊細で、独特な絵柄。全体の雰囲気が好き。コミックも小説もヒーローは傲慢じゃないし、誠実で責任感もある男性なので変なストレスはない。ただ元彼女が実に性格が悪い(笑)。ヒーローもヒロインが遠方に行ってしまった寂しさから彼女とつきあったので別れてからも変な罪悪感を抱いて冷たくしきれないという。おい。ヒロインもヒーローも穏やかな大人。お互い嫉妬心があってもギスギスしたりしないのでさらっと読めた。2016/05/28
糸車
21
再読。コミックも小説も好き。そういうのって意外に少ないのです。2016/11/08
麻琴
2
再読。先日「約束の一年間」を読んだ時に似た設定の本を読んだことがある気がして本棚で探して読み返した。やっぱり似てるというか、最初の設定ほぼ同じ。ヒーローの狙いも一緒なんだろうなと思いながら読んでしまったので久々の再読で内容忘れてたのに新鮮味が全く無かった。一番印象的だったのはヒーローの元恋人の性格の悪さ。読んでてほんと不快。ヒーローの事情もわかるけどあんなに元恋人と会われたら嫌だしヒロインが信用出来なくて当たり前だと思う。ヒーロー、結婚を迫る時以外は直接的に感じ悪いことしてないのに好きになれなかった。☆02015/03/04
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