京都企業の実力 - 効率を求めない独創経営のしたたかさ

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京都企業の実力 - 効率を求めない独創経営のしたたかさ

  • 著者名:財部誠一
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 実業之日本社(2015/08発売)
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  • ISBN:9784408110769

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内容説明

京都は世界で活躍している企業が少なくない。それはなぜか。そこに日本の企業を今後とも発展させていくヒントが隠されていた。京都人は「規模の大きさよりシェア」を評価する。企業は規模を大きくしている企業より、世界で高いシェアを確保している企業とその経営者を尊敬する。シェアが高いというのは、他社が真似できない製品を開発し販売している証である。京都気質として「真似は恥」なのだ。また、大切なことは「人との深いつながり」である。それは京都独特の「村社会」を形成しているが、一地方にある「村社会」とはレベルが違う。情報量で京都に優る都市はないと著者で経済ジャーナリストの財部誠一氏は分析している。本書はそのことを著者の現地取材を交えて、分かりやすく解説した。日本の経営者たちの必読書である。アベノミクス効果による好景気で浮かれている経営者は、今こそ、企業の安定的な長期成長をするための方策を真剣に考える局面に来ている。本書はその一助になること請け合いである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水ポテンシャル

1
京都は世界一の技術者が集まる街。京都で起業した人が世界中探してもなかった高度な技術が家の工房にあった。閉鎖的で排他的であるが外の新鮮な情報には貪欲な一面がある。ご近所さんや人付き合いも相当大変であるようだが、それも人間力を高める要因となっていると。印象に残ったのは、人を見る時、どういったグループに所属した人間でなのかではなく、どのような人間であるかを重視するところだ。各々が一流である京都だからこその、人の見方なんだろうなーと2020/02/23

Takateru Imazu

1
京都企業の実力2015/1/8 著:財部 誠一 著者は、野村證券退社後、3年間の出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストとなる。1995年に経済政策シンクタンクを設立。金融経済誌等に幅広く寄稿すると共に、TVやラジオでも活躍している。 なぜ京都にはこれほど多くの老舗企業が集積し、今なお増え続けているのだろうか。京都では自分だけがよければいいという考え方をしない。人と人が、企業と企業とがじつは濃密につながっている。人としての器量、力量が京都のコミュニティでは徹底的に問われている。 本書の構成は以下の2016/05/01

ノンミン

0
タイトルにひかれて借りました。 京都はネットワークが密であり、企業同士で互いに育て、育てられながら生きのびていくという印象を持った。また、このようなネットワークがあるから、創業100周年の企業が多いと感じた。内容は、京都伝統の料理界、舞妓の話が多かったため、一見、会社経緯とのつながりを理解することが難しかったが、ヒントを多く得るように、という筆者のメッセージが込められていると解釈した。2016/03/05

Naoki Hasegawa

0
・瓢亭の先行きを案じたからでも、同じことの繰り返しに陥っている日常に不安を抱いたからでもない。出汁の世界の広がりに魅了されたからに他ならない。 ・王道を歩んでいる企業は、我慢をしてたら必ず成功する。2015/10/08

AMOROS

0
京都はムラ社会、「シェアは実力、企業規模は運」に納得する関西人2015/02/14

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