検事はその時 - 事件の裏側で何を考えているのか

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検事はその時 - 事件の裏側で何を考えているのか

  • 著者名:中尾巧
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2015/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569708461

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内容説明

現職・検事長による異例の書が発刊! 検事――この言葉からイメージされるものとは何だろうか? 法廷で冷静に被告人を詰問する姿か。被告人を何としてでも有罪にしようと熱弁をふるう姿か。そもそも検事とは何者なのだろうか? 私たちは彼らのことをあまり知らない。本書は「タブー破りの豪腕検事」とも評された著者が、検事の思考のプロセスや行動の論理を明らかにするものである。自らの経験した様々な事件に対し、その時何を考え、いかに行動し、真実にたどり着いたかを、臨場感と緊迫感溢れる筆致で伝える。賄賂入りの封筒に入っていた金額は? 火災の原因は失火か、放火か? 容疑者はなぜ真実を話そうとしないのか? 「自白を疑え」「容疑者の弁解」「職務質問」「特捜資料課」「現場見取り図」「被告人の嘘」「初動捜査」ほか――嘘、弁解、隠匿、権力が交錯する数々の事件の中で、検事はこうして真実を浮き彫りにしていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aochama

5
検事生活で関わった事件をコンパクトに振り返るエッセイ。細かなところまで神経を研ぎ澄まして社会正義を守る心構えが伺えて検察官かくあるべしと思いました。2024/02/03

ハルナ

3
ひとつひとつのエピソードが短くて物足りない、もっと深く書いてあるものが読みたいと思っていたら、巻末に新聞連載だったとの表記があったので短さにも納得。書くことが本業ではないせいかちょっと読みにくい気もするけれど、いろんな事件にいろんな法律が関わってくるのだなと実感する。この著者だったら、今芸能界を賑わせている薬物についてどういう文章を書くのだろうか。2009/08/07

朱音

3
退職判事とか現職なら弁護士の本ならよくあるのだが、筆者は現職検事正。事例とそれに関する法律が書かれているので便利ではある。小説ではないのでそこのところは仕方ないのだろうけど、さすが検事、というか文章が硬いので、読みにくいと感じる人もいるかも。2009/07/06

三鷹友

2
検事の印象がかなり変化した本。かなり精神力のいる仕事だなと思えた。スリ係刑事と時運が印象に残りました。最後に関連法令が上げられているのも良かった。2010/01/28

りんこ

1
特定のある事件について書いたわけではなく、一検事としての体験談あれこれを詰めたエッセーです。2011/10/30

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