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内容説明
徳川時代の管理体制に独り挑んだ宮本武蔵。その思考法が私達に明示する、混沌に満ちた現代を勝ち抜くための叡智とは何か。戦国末期から江戸時代初期にかけて活躍した剣豪・武蔵。彼が晩年に二天一流と称する自らの剣術と兵法について解説したのが『五輪書』である。その考え方は、形だけにこだわった他の剣術書とは異なり、あくまでも「勝つこと」を目指した非常に合理的なものだったのである。武蔵が剣に託して兵法の道を極めたのは、日本全体に出現しつつあった巨大な管理社会に対する抵抗である。しかし、武蔵は負けることを承知しながら、その巨大な管理社会に立ち向かったわけではなく、緻密な計算と合理的な闘争方法によって、自分のできる範囲から管理社会に挑戦し、そして本当の人間のあるべき生き方を求めた。本書は、武蔵の『五輪書』を解説しつつ、現代社会においていかに武蔵の考え方が活用でき、また応用できるかを考察する一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっちさん
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宮本武蔵の五輪書 童門冬二 PHP 技と精神面の鍛錬を伝えている。 武蔵の負け知らずを裏打ちしているのが相手の心理面を把握し、対峙する前から凌駕している点が凄い。 ひたすら努力する事の大切さ、基本あっての応用を謳う。 2013/12/20
さみえる
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武蔵にとって、鍛錬の結果、常に生むべきものは「流動性」。いかなる状況にも対応できる流動性を生むことが、自身の言う精神と肉体の鍛錬。そしてそれが自分で自分を管理する、つまり個人の自治、あるいは人間の自治ということである。肉体と精神の均衡、流動的な平常心。兵法のその先に、大きな社会体制の変化を前提として受け入れ、その中でどう生きていくかを模索した人物だ。2011/11/12
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