フラワーコミックスα 桜の国から霧の国へ

著者名：名香智子【著】

小学館（2015/08発売）

• ISBN：9784091670281

内容説明

落ちぶれた伯爵家の若当主・桜小路千春（さくらこうじちはる）は、資産家の風早（かざはや）氏から後ろ盾の申し出（男への身売り！？）を受ける。男として複雑な思いに悩む彼は、家を飛び出し、馬を走らせるが、途中で落馬してしまう。目が覚めると、そこはイギリスで、見知らぬ女性の体になっていた！！！？　日本男子と英国令嬢の中身が、海を越えて入れかわる痛快トランス・ラブストーリー！
●収録作品／桜の国から・霧の国へ／霧の国から・桜の国へ／桜の国のわたしと霧の国のわたし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[そのじつ]

美少年（日本人）・美少女（イギリス人）の魂が入れ替わり、少女の魂は少年の姿（現在の自分）に恋をした。そんな彼らが周囲の人間を巻き込み、アレヨアレヨとお話は進むのであるが、タダゴトで済まないのは彼らが高貴な階級に属する人間だから。くっつくのも離れるのも対面というものが最も重んじられるのであった。ふつうの少女マンガで入れ替わり劇を描くなら、きっと少女の魂を主役に置いて（読者が憑依するターゲット）描くのであろうが・・・さすが名香智子！美味しいフォーカスをあやしいトキメキに合わせてきました。すばらしい！

2015/08/29

[ニコル]

男女の入れ替わりもので、中身は男のまま男と結ばれる結末に歓喜。元通りになってめでたしめでたしじゃないのがすごい好きです！階級や性別国の違いなど織りまぜ背徳をくわえた素敵なおとぎ話でした。

2017/01/24

[あさひ．ａ]

戻らない方が幸せだったりして。風早さん含め。オスカーとチハルは背徳だなぁ。嫌いじゃないむしろ好物。

2014/10/06

[小鈴]

再読。破瓜ってｗ！

2009/01/13

[とんぶり]

舞台となるのは明治か大正時代頃の日本とイギリス。流され侍な和製美少年と、気が強く実行力もある英国製美少女のとりかえばや物語。これで終わりなのかなぁ。とっても設定が面白いしキャラも魅力的なので、もっともっと読んでいたかった。

2012/05/30