だいわ文庫<br> 一冊でまるごとわかる日本の13大仏教

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だいわ文庫
一冊でまるごとわかる日本の13大仏教

  • 著者名:瓜生中
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 大和書房(2015/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479305040

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内容説明

日本人の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている「仏教」。
・わずか2年で密教の奥義を学んだ空海
・専修念仏の普及に人生をささげた法然
・阿弥陀如来への絶対的帰依を説く親鸞
・すべてを捨て去り、遊行の旅に生きた一遍
・釈迦直伝の仏法を説いた道元
・弾圧を乗りこえて仏道を歩んだ日蓮
日本仏教史を代表する俊英たちの広範多岐にわたる教え、伝統仏教の誕生物語、教団の歩みをわかりやすく解説する、画期的な入門書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

12
日本の13大宗派(法相宗、華厳宗、律宗、天台宗、真言宗、融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、時宗、禅宗、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、日蓮宗)を、それぞれ概要、所依の経典、代表的寺院、名僧の順に紹介しています。代表的な宗派は網羅されているので、日本仏教を概観するのにとても便利な本です。特に心に残ったのは「仏教では『空』や『無』を説いて現実を否定する。(中略)道元はそのことを厳しく戒めしているのである。『空』や『無』も単なる現実否定ではなく、否定しきった上での肯定、肯定しきった上での否定でもある。p.278」でした。2017/08/06

ホシ

8
概説書としては、か~な~り濃い中身。日本仏教主要13派の宗祖・教義・所依の経典・現在に至るまでの経緯を解説している。仏教概説書は何冊か読んだが、本書はとてもよく纏められていてハンドブックとして打って付けだと思う。融通念仏宗と黄檗宗・一遍と白隠の生涯・真宗十派各本山の歴史が特に面白かった。他にも未知の内容が満載。各頁にある図説も分かりやすいし、『一枚起請文』と『白隠禅師坐禅和讃』全文が掲載されているのもgood job!本当は専門書が読みたかったが、満足のいく概説書でした。合掌。2016/12/10

けんけんだ

6
奈良時代は天皇の仏教、平安時代は貴族の仏教、鎌倉時代以降は武士の仏教、庶民の仏教と、歴史の中でいろいろな宗派ができてくる。同じ仏教でも見方、解釈の違いで宗派が分かれいくのは、それ自体を仏陀はどう思っているのだろう。2015/06/02

大典太

4
「日本の」仏教をさらっと学ぶのに大変良い本ですね、これ。代表的な各宗派の教えについて素人にもわかりやすく説こうとしてて好感が持てます。一度読んだだけで覚えるのは困難ではあるけれど…。2016/05/16

ゆうへい

3
今まで読んだ仏教本でとても興味深く読みました。中身はすごく濃くて、初心者には分かりやすいです。仏教の始まりから日本伝来までが綴られていて、その後に多くの流派に分かれて、同じ仏教とは思えないような様々な宗派が成立しました。日本には13の宗派が存在していて、それぞれの宗門内でさらに細かい流派に分かれます。その宗派の誕生の経緯、開祖や思想と受容展開、教えの特徴、主要な経典、高僧、主な寺院などについて忠実に述べられています。個人的には一般に馴染みのない時宗、禅宗や臨済宗、曹洞宗の話が一般向けには興味深かったです。2020/03/12

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