幻冬舎文庫<br> 鬼子母神

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幻冬舎文庫
鬼子母神

  • 著者名:安東能明【著】
  • 価格 ¥756(本体¥688)
  • 幻冬舎(2015/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344404380

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内容説明

保健センターに勤める保健婦の工藤公恵は、渡井敦子という若い母親からの異常な電話を受けた。ただならぬ様子を察して駆けつけた公恵が目にしたのは、敦子の三歳になる長女・弥音が血まみれとなった姿だった。幼児虐待――そう直感し、渡井母子を注意深く見守り続けるが、事態は意外な方向へ……。平凡な家庭に潜む地獄図を描く衝撃作。 しかしながら、これは今、起きている現実だ! 新進気鋭の作家、渾身の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佳乃

21
途中で投げ出したくなったけれど、なんとか飛ばし読みしながらも読了・・・後味悪いし、いたたまれないしで、「鬼子母神」ってなんか違うように思う。2019/02/21

ヨーコ・オクダ

11
なぜかここ3冊連続で読み苦しい?作品を買うてしもたワタクシ。児童虐待の問題が核となりつつ、医療ミステリの要素もプラスされている感じ。問題となる家庭の母親・敦子は壊れていて、SOSを受けた保健婦・公恵も壊れかけ。中盤で、ある団体の主催する鉱泉旅行に参加し、お互いにこれまで抱えていた心の闇の部分を打ち明けあい、エエ感じに見えたので、このまま彼女たちの家庭がそれぞれ快方へ向かう…なんて平和なエンディングを予想したんやけど、見事に裏切られる。終盤は、サスペンス色、ホラー色推しで一気に追い詰められ、しんどかった。2015/08/28

かえで

6
だいぶ前に購入したのに、出だしでつまづいて、長らく積読してた本。でも最初の壁を乗り越えたら、あっという間に読了した。翻訳モノでよくやるんだけど、国内モノでこーゆーことって珍しい。結論から言うと面白かった。しかし前半のあまりにも唐突な主人公の鬼母ぶりや、行動は冗長と綴られるあたりは、いくら伏線とははっきり言って不愉快だし、読者が困惑すると思う。もちろん「その理由」が知りたくて読み進めることもあるんだろうけど、そこに気持ちが向かう前に主人公に対して不愉快さを覚えて読む気をなくす可能性大。面白い分そこが残念。2011/02/03

りちゃ

4
かなり読むのに困難…。そして、かなり気分が悪くなる。公恵の娘に対する態度、憤り以外の感情は浮かばない。そして、敦子の病気は中盤に差し掛かる前に読めてしまうのに、何でここまで引き延ばすかな。2016/10/21

ハイジ

4
主人公の保健婦が父親から虐待を受けている疑いがある子供とその母親を助けるために奮闘する話なのですが、その主人公自身が万引きを犯したり自分の子に手をあげたりといった闇を抱えており、導入から引き込まれました。しかしながらこれだけの文章量がありながら作中できちんと説明されない事柄が多くて読後消化不良です。また終盤が単純な犯人との一騎打ちで終わってしまった点が少し残念でした。けれどもここまで分厚い本を苦にならずに読了できるだけの展開の上手さがあります。面白かったです。最後の最後の不穏な終わり方も非常に好みでした。2015/08/22

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