ガラスの城の記録 手塚治虫文庫全集

著者名：手塚治虫【著】

講談社（2015/08発売）

• ISBN：9784063737776

内容説明

人工的な延命で利殖を得ようとした“ガラス屋敷”の一家だったが、20年後に長男の一郎が冷凍睡眠から目覚めた時、脳細胞への影響から冷酷無残な人間と化していた！　人間の欲と冷酷さを追究し、掲載誌「COMコミック」の休刊により未完に終わった悲劇の大作！　個性的な短編を集めた『ショート・アラベスク』も併録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ふろんた2.0]

ガラスの城にたどり着いたところで休載になるとは。もうこれはなにか陰謀めいたものがあるに違いない。

2015/01/01

[アーチャー]

みなさんの感想にあるように未完のまま終わってしまった作品です。意外と多い手塚治虫氏の未完作の中でも結末が一番気になっている作品で、ダークな展開がいかにも手塚作品らしいと思います。他にも青年誌に掲載された短編も数編収録されていて、お得感のある作品集です。

2011/09/25

[ホームズ]

『ガラスの城の記憶』は雑誌休刊で未完に終わってしまったそうで・・・。展開として少しややこしくなってきてしまっていたので仕方ないかな。『ショート・アラベスク』は後書きにあったように玉石混交ですね（笑）『成功のあまりおかき』は作者本人が駄作って（笑）

2011/03/31

[じょり]

大人向けだね。表題作はなんか中途半端な終わり方だったけど、あんなもんなのかな。

2010/09/06

[文也]

コールドスリープがメインのSFモノ。テンポも良く面白くて、未完なのが惜しいな、と思ったけど、手塚作品にはそう珍しい事でもなかった。一郎の面構えの悪さとグロい描写が結構特徴あるなー。ヒルン初登場のシーン、ボトムズのフィアナに見えて仕方なかったw あとブー子可愛いんだから一郎蹴っ飛ばすなよー。

2016/07/29