内容説明
白洲次郎のひとり娘を奪い、“七年の敵”と呼ばれた著者。「夫婦円満の秘訣はなるべく一緒にいないこと」という奇想天外な二人のもと、後年様々な薫陶を受けることになる。著者が夫婦喧嘩をしたときに、居合わせた正子が見せた女性らしい素顔、夜中に訪れた新聞記者に次郎が応えて言った「僕は口が堅いからここまで生きてこられたんだ」という言葉の重み……。秘話満載の名エッセイ。※新潮文庫版に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
37
奥さんや義父、義母よりこの人の文が一番読みやすい 婿の立場から白州家を書いた作品だが、「次郎と正子」と同時に読むとさらに面白い2015/09/06
kawa
29
白洲次郎シリーズ3作目。こちらは娘婿の牧山氏の手によるもの。快男児・白洲次郎、趣味人白洲正子の日常を堪能。次郎氏の「良い人といわれる人を付き合うな。きっと嘘をついているに違いない」がぐさっと刺さる。私もどちらかというと良い人をよそっおているからな…2023/07/18
ZEPPELIN
3
次郎さんも正子さんも、一般的な日本人らしくないサッパリとした性格なようで、義理の息子として付き合うにはかなり楽だったんではないだろうか。そんな両親に育てられた娘もやはりサッパリした性格に育っていて面白い。ただ、扱うネタは面白いのに、なぜか著者の文章は読んでいて疲れる。あとがきで本人も言及しているように、あれこれと詰め込んだ文章は読みにくいに決まっているわけで、なぜ分かっているのに修正出来なかったのかとちょっと文句も言いたくなる。が、作家ではないのだから仕方ないか2015/04/05
やす
1
お婿さんからみた白州家。お婿さんも十分並外れてるんですが、白州家の人たちはやはりコワイ。2015/06/07
Akinobu Yamamoto
0
本書のポイントではないけど、金持ちやなって思った。2016/03/08