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内容説明
心をふるわせる指揮官の言葉。涙をさそう特攻隊員の手紙。同胞愛、郷土愛、家族愛に満ちあふれた91の言の葉がおりなす、美しい日本人の記録。山本五十六のような指揮官から無名の一兵士の言葉まで、ノンフィクションの名手が厳選。極限の状況下で残された言葉は、生きるヒントになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
22
太平洋戦争で亡くなった方(主に特攻隊員たち)の最期の言葉を集めたもの。本人の略歴と、死様が淡々とつづられている。自分の意志で決められる世の中にいて、うだうだ文句を言っている自分が恥ずかしくなった。2020/01/26
くみっふぃー
12
大東亜戦争の戦時下に残された言葉を集めたもの。毎年8月には『戦争に関連した本を読む』ことを自分への課題としている。私自身、祖父が戦死したので、戦争を忘れないため、平和を考えるためである。大東亜戦争の時代に生きた方々の思いに触れ、身の引き締まる思いがしました。国のため、家族のために散った方々のために合掌。如何なる理由があっても戦争は駄目。2015/08/06
北本 亜嵐
12
「言葉」は時として人の心を大きく動かす。先人たちが極限の状況化(大東亜戦争)で呟いた指揮官の言葉や手紙、様々な愛に溢れた90の言葉を収録。現代を生きる私たちへの「生きるヒント」や「気づき」がそこにはある。戦後70年の夏、おすすめの1冊。2015/07/16
よしひろ
5
「自分が偉くなってはならぬ。人を偉くせよ」(今田義基) 国を背負うというのは、どんな感じなんだろう。2016/01/13
スプリント
5
一つ一つの言葉が非常に重いです。彼ら・彼女らの犠牲の上に現在が成り立っていることを改めて心に留める必要があると痛感しました。2015/08/12