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内容説明
男性中心の労働環境のため女性が活躍しづらく、少子化が深刻な日本。仕事と家族のあり方は限界にきている。一方、「大きな政府」を代表するスウェーデンと「小さな政府」を代表するアメリカは正反対の国と思われがちだが、実は働く女性が多く、出生率も高いという点で共通している。それはなぜか。歴史的な視点と国際比較を通じて日本の現在地を示し、目指すべき社会を考える。この国で働き、家族と暮らす全ての人へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
46
ケアワークを低い価格に抑え、共働き家庭が育児をしやすくすることで少子化を改善できるといいと思った。これはこれで、まだまだ解決されるべき問題は山積みだろうけれど・・・。2015/07/23
きいち
40
とても納得感高く、そしておもしろかった。感情や価値観が持ち込まれがちな女性の雇用者化や少子化の問題を、長期視点と国際比較で落ち着いて解きほぐす。「家族が担ってきた機能を(政府にしろ市場にしろ)その外部が担うことは、家族の負担軽減につながる」、だから性別分業を克服し共働き社会への移行でカップル形成と出産が起こりやすくなる。うむ。◇家事分担へのビジネス観点もいい。短期間では戦力にならない、そうだよな。◇一番解きほぐしにくいのは「同類婚による格差拡大」か。でもそうなるよな。いかに自然に所得移転するか、難しいな。2018/01/27
ヒデミン@もも
27
共働き家庭で問題になる家事の分担。家事サービスの質に対する希望水準が一致しないとき。一人暮らしで家事の希望水準が下がってしまった夫が提供する質の低い家事サービスに妻が苛立つ。作者が男性ならではの発想。女性だからって生まれながらに家事ができるわけではない。大きな政府スウェーデンで就労女性の半分以上が公務員。その7割がケアワーカー。日本も見習って欲しい。2015/06/19
あおい
25
課題のための本、こちらがラスト。これが一番参考になった。全体的に読み込んだわけではなく飛ばしながらだったが、データを客観的に読み取っているし、論旨もわかりやすい。他国と比べているのもよかった。2018/09/02
りょうみや
24
ほぼ少子化の内容。仕事と家族の面でスウエーデン、アメリカ、ドイツと比較してなぜ日本の少子化が先進国の中で進行しているのかを分析して、それが的確に思える。少子化の原因の一つが性別分業になっているからで、高齢化も進むなかで日本の選ぶべき道は、女性が長期的に働き続けられる欧米並みの共働き社会への移行しかないというのが著者の考え。10年前の本だが今でも問題なく通用する内容。2025/08/23
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