中公新書<br> 地方消滅 東京一極集中が招く人口急減

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中公新書
地方消滅 東京一極集中が招く人口急減

  • 著者名:増田寛也【編・著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2015/08発売)
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  • ISBN:9784121022820

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内容説明

このままでは896の自治体が消滅しかねない――。減少を続ける若年女性人口の予測から導き出された衝撃のデータである。若者が子育て環境の悪い東京圏へ移動し続けた結果、日本は人口減少社会に突入した。多くの地方では、すでに高齢者すら減り始め、大都市では高齢者が激増してゆく。豊富なデータをもとに日本の未来図を描き出し、地方に人々がとどまり、希望どおりに子どもを持てる社会へ変わるための戦略を考える。第8回新書大賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

359
2015年新書大賞受賞。 減少を続ける若年女性人口 の予測から、日本の未来図 を描いた衝撃の書である。 高齢化と少子化…誰もが 認識し、でも有効な手を 打てないまま、時間だけが 過ぎていくという現状… これは遠い先の話であるという 勘違いとは裏腹に、確実に 地方の多くが消滅していく… 「一体日本で何が起きているのか」 を知るには非常にわかりやすい 本である。2015/06/07

mitei

281
少し前にニュースでも話題になっていたが、日本の未来図を見ているような地方消滅を目の当たりにしたような感じを受けた。しかもそれはある程度確かな状態だし、中々改善に時間がかかる事実もある。今後そのデータを受け止めどのようになるのかが問われるなと思った。2014/10/23

Miyoshi Hirotaka

170
晩婚化、晩産化、少子化による人口減プラス人口流出により、地方が消滅するという危機が現実に生じている。一極集中により成立する極点都市は集積効果を追求する経済構造が実現されるが、大きな経済変動や災害に弱い単一構造になる。東京のように地方からの流入人口により規模を維持している都市も供給源が枯渇すれば、やがては減少に転じる。仮に出生数が改善しても人口増に転じるまでは数十年かかる。適齢期に結婚でき、働きながら子供を育てられる社会を実現することにより、地方が自立した多様性のもとに持続可能性を有する社会を目指すべきだ。2016/01/09

超運河 良

135
この本読んでて成功とは何かと考えた。人を助けた数。あっちで作戦考えてこっちで作戦を考えて競争のことばかり考えているから実際に一極集中が生まれる。東京に行くと競争力が上がると思ってるけど、実際に競争は伸びると思われてるのも総合的には落ちる。協力すると総合点があがる。学校の試験で見せあいっこすると総合点があがる。これからは地方の産業と協力してお互い協力することで地方にいる人は地元で雇用され事業は業種問わず皆で雇用、事業を協力して皆で100点をとる仕組みが一番の解決策。人は本来協力して伸びるようになってる。2015/11/12

Nobu A

124
増田寛也編著初読。「人口動態」に興味を持ち、辿り着いた本著。日本は何故こんな国に成り果てたのかと感じる。先進国の中で唯一給与が20年間も上がっていない国。世界一少子高齢化が進む国。他国に例を見ない首都一極集中。複雑怪奇な政治や経済予測に比べ、人口予測は著しく精度が高い。その割には政策等に反映されない矛盾。暗澹たる思いで読み進め、最後の対話篇3が示唆に富む内容。全国の希望出生率2と子育てに手厚い沖縄の出生率1.94から政策次第では少し希望が見える。でも、今の政府を見ていると、残念ながらあまり期待が持てない。2022/08/09

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