内容説明
日韓両国民必読のコン・ゲーム小説! 口八丁の若者・健哉は、「竹島」に関する江戸期和本を入手。和本の記述が、領土問題の決定的な証拠になると踏んだ彼は、外務省に買い取りをもちかけるが断られ、あろうことか次に韓国側へ和本を買わせようと動く。健哉に翻弄された外務大臣・日下部は、健哉側と韓国側を日韓サッカー戦スタジアムへ招待。そこで日下部が提案した大ばくちとは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たつや
6
ドキュメンタリータッチで竹島について、日本、韓国、中国の関係性も描き、読みやすく書かれている。面白かったです。2025/01/18
Noelle
6
相当、面白い👏 門井さんならではの、正確な資料の上に組み立てたコンゲーム。日本も韓国も誰も傷つかず、解決もしないけど、現実でもこんなやり取りでうまく捌けるペテン師が一人いれば、どうかなるかもと思わせる痛快さ。この作者はホント振り幅が広くて面白い。2019/08/03
みみなし里緒
5
むっちゃ面白かった。なんで、実日から出したんだろう。光文社文庫とか祥伝社文庫とかだともう少し売れると思うのに。今時こんなタイトルの本って、もっと政治的なものかと思ってしまうから、敬遠されるよね。作者を知っているから読む気になるけど、知らない人はやっぱり手を出さないから売れないか。健哉君の今後の身の振り方、なんとなくジョーカーじゃないかと思ってしまう。坪山のおっさんがなんかやる気になってるから。でもそこからまた大逆転の人生じゃないかな?続編読みたいな。2015/09/03
enmys07
5
竹島をめぐる文書が見つかったことに端を発する 丁々発止のコンゲーム小説。 偉い人たちの考え方なんかは分かりませんが、 テンポよくデリケートな領土問題を扱った小説になっていましたね。 これまでの、門井さんの作品とは全然違うタイプに仕上がっていましたが、 サクサク読めました。 登場人物たちの頭の回転の速さが羨ましく思ったりしました。 2015/06/28
ころころむし
5
口八丁という言葉は最近耳にしなくなったが、まさに健哉にぴったりだ。頭の回転の速さには感服した。外務省や大臣を巻き込んで「竹島」問題解決の決定的な証拠を突きつける。今の日本に足りないのは健哉や日下部大臣のような肝の据わった人物なのだろうな。2015/06/07
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