ハーレクイン<br> もつれた愛

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ハーレクイン
もつれた愛

  • ISBN:9784596130891

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内容説明

かつて情熱を瞳に宿した恋人が、冷たい悪魔となって現れた。

幼くして母を亡くし、冷酷な父に虐げられて心身に傷を負ったセリーナ。これまで支えてくれた最愛の妹を安心させたい一心で職に就き、自立した姿を妹に見せられたことを誇りに思っていた。ところが、その就職先を傘下におさめる財団のトップと会い、驚愕する。まさか世界的な億万長者ルカ・フォンセカがボスだったなんて!7年前、セリーナと出会い惹かれ合った夜に無実の罪で捕まった彼は、すべて彼女が仕組んだ罠だったと今なお誤解し、怒りに燃えている。ああ、私の今日までの必死の努力を、彼は握りつぶすつもりだわ。解雇しないでとすがりつくセリーナに、ルカは吐き捨てるように言った。「君が僕の下で働くのを許すとでも? 今すぐ目の前から消えてくれ!」■華麗で傲慢なラテン系大富豪の愛を綴った『情事の身代金』、『愛の逆転劇』の関連作。本作では、傷ついた主人公たちの心の深淵を巧みに描くA・グリーンの真骨頂が発揮されています。逆境を覆すべく一歩踏み出したセリーナに、予期せぬ再会という新たな試練が……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

16
漫画も読みたいんですけど、原作が手に入ったので。悪魔のような父親の影響で傷を負った三人の子供たち。売春婦が母で、ストリートで育った私生児の兄。自分の過失のせいで姉が父の暴力を受ける姿を見せつけられ、姉のためなら売春も厭わない妹。二人の話が既刊ですが、ついに姉の話です。妹も知らなかった彼女の過去が、(精神を病んだ麻薬常習者)という彼女のイメージを覆していく。その描写が巧みです。シリーズを通じて「傷ついても間違ってもいい。立ち上がって生き残って、正せばいいのだ」というメッセージが伝わってきました。2018/01/26

サティーシャ

0
『情事の身代金』、『愛の逆転劇』の関連作。幼くして母を亡くし、冷酷な父に虐げられて心身に傷を負ったセリーナ。慈善団体の仕事でブラジルに来ると財団のトップのルカは7年前、惹かれ合った夜に無実の罪で捕まり、彼女が仕組んだ罠だと今も誤解ていた。傷ついた主人公たちの心の深淵を巧みに描き、3部作が完結してます。2016/01/17

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