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内容説明
▼第1話/誇りの墓標▼第2話/暗黒の魔女▼第3話/振動(フラッター)100▼第4話/界雷防御線第13号▼第5話/碧血の旗▼第6話/冥界からの手紙▼第7話/真空流体▼第8話/錆の海の旅人 ●あらすじ/終戦直前、浮かぶだけで動かない城と化した空母。そこに残された艦載機は2機。そのうちの1機を指し「これには俺が乗る」と島田大尉。残る1機の搭乗者は決まっていなかった。オイル漏れのひどいその飛行機を嫌がる仲間に、田川一飛曹は「俺は飛べればなんでもいい」ともらす。深夜、飛行機から照準器をはずした島田は田川を連れ、それを死んでいった同期生の残したプロペラの隣に埋める。これは誇りを埋めた墓、島田は田川に向かって「おまえには埋めた誇りを見届ける義務がある」と言うのだった。そして翌日、敵襲が現れ出撃する2人。だが、田川の飛行機は故障で満足に飛べず、島田はただ一人戦場に散る(第1話) ●本巻の特徴/ビッグコミックオリジナル増刊号に掲載の作品を中心に、第2次大戦中の飛行機にとり憑かれた男たちの生きざまを描く。「ザ・コクピット」「ケースハード」と続く、巨匠・松本零士のライフワーク「コクピット」シリーズ最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一式隼
5
再読。ライフワークの戦場まんがシリーズ。「誇りの墓標」は敗戦と誇りのありよう、持ちようを、紫電改の空戦を通じて描く。浅瀬に沈没した不動空母を前線基地に、二機だけ残った空母艦載仕様に改良された紫電改。 その最後の戦い。松本氏の描く日本軍の航空機や兵器類は、いつも何とも言えない哀感が漂う。 「振動100」航空工学の設計技師の星野玲子に、無念と喪失感を抱く。松本ヒロインの典型。 2021/07/02
U-G.Kintoki
0
現状これが戦場漫画シリーズの系譜の最後? 1巻で終わったのは惜しい。
Yoshizawa Hiroyuki
0
やはり松本零士は天才だった2024/07/14