内容説明
今日、日中・日韓間の「歴史認識問題」が終結しない原因として、戦後占領期にGHQ(連合国最高司令部)が日本人に施したWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)という「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」の影響を指摘する声が高まっている。その宣伝計画を実施するうえで強力なツールとなった、GHQ制作の日本人洗脳番組『眞相箱』(NHKラジオ)をご存知だろうか。同番組では、たとえば日本軍が南京で暴虐のかぎりを尽くしたと伝え、また真珠湾攻撃における日本の不当性を非難した。だが逆に、「東京無差別爆撃」という人類史上最大級の被害については触れていない。国会図書館にもNHK放送博物館にも所蔵されていなかった『眞相箱』の台本。その写しを読破した著者は、絶句した……。『眞相箱』がいかなる嘘で日本人を洗脳していたかを、台本の中身と戦中の報道写真を満載しながら明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
30
保守派バリバリの本。読んでると事実誤認、無理やりなこじつけ、極端な解釈などなどたくさん出てくる。南京大虐殺、バターンの行進は事実ではない、日本はアジアにおいて善政した、など。「講和条約に入れさせろと言う非常識な韓国政府」ってあるけど、当たり前でしょ。戦争してないと言ったって、無理やり日本に併合された上に、日本人として戦争で戦わされたんだから。あの戦争の歴史的意味っていうのは、もしかしたら実はもう少し時間が立たないと解釈が出ないのかも。客観性が必要だから、当事者達が生きていると研究できないのかもしれない。2019/04/21
エックスマス
5
南京事件は問題にするが通州、済南事件は無視する。南京陥落の後、朝日は何を記録したのか思い出すべきだろう。虐殺など無い。バターン死の行軍、フィリピンのマニラ市街地戦等も写真と共に状況が語られるので分かりやすい。東京大空襲、広島・長崎の原爆投下は国際法違反で戦争犯罪なのである。教科書にも通州事件、原爆投下は戦争犯罪であることを書くべきだと思う2015/12/11
jj
4
WGIPの一環としてGHQラジオ制作番組「眞相箱」。嘘と真実を織り交ぜ日本人を洗脳する役割を果たすのに、とても有効なNHKラジオ番組であった訳ですね。東京大空襲、広島・長崎原爆投下の写真はどう見ても女・こども非戦闘員に対する攻撃・大虐殺にしか見えないですよね。そろそろ日本人も歴史の真実に向き合うための覚醒が必要というのも本当なのかもしれませんね。2016/05/07
トッド
3
戦後アメリカは、わざわざ天皇誕生日に戦犯の処刑を行ったりと日本文化の破壊を行った。1950年から2年間で国宝6件の消失。GHQの公職追放は大事件。パール判事以外に何人も東京裁判のでたらめさを訴えていた。マッカーサーは太平洋戦争を振り返り日本は自衛であった、民度が高く素晴らしい国だとを絶賛・擁護している。日中戦争は1920年代から中国で多発していた邦人惨殺事件が引き金。アメリカは今改めて太平洋戦争を総括し日本に謝罪すべきだ。それが日中韓の歪んだ歴史認識を正し世界平和への近道である。長崎の原爆は2発だった!?2016/08/21
チョビ
3
一言「ペンは剣より強し」って言葉って、本当はどこにもない。以上。2015/09/23
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