松明は自分の手で

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松明は自分の手で

  • 著者名:藤沢武夫
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2015/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569704159

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内容説明

小さな町工場を二人三脚で世界的な企業に育て上げた本田宗一郎と藤沢武夫。本田宗一郎はその類い希な発想力と技術力で製品の開発に情熱を傾け、藤沢武夫は本田宗一郎が開発に没頭できるよう、経営全般を指揮したことは有名。すべてを知っていれば、いざというとき銀行も正確な判断をしてくれるとの思いから、取引銀行に対して良いことも悪いことも隠さず話した、などのエピソードを交え、自らのことばで本田技研工業について、仕事について、経営についてを語った同名書を復刊。誠心誠意をモットーに、愚直な経営を貫いた経営者は、何を考え、どんな思いで行動してきたのか。100年に一度の不況といわれる現代に、改めて経営とは何かを語りかける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

19
舞台にはそれぞれ役の決まった役者がいる。舞台を作るのに台本を書く人がいる。この双方の強みがあるからこそ輝きが増す。経営とは創業者のビジョンと信念から始まりそれを支える脚本家の二人三脚によっては目標達成のレールを敷いていく。自分達の手によって道を切り拓いて行くからこそ仲間同士の信頼関係が強くなって常に高い志を持ち続ける事ができる。目標の達成の時に大きな投資や社運をかける時もいつでも冷静に前を見つめ大きな夢を語り続けるのがいつの時代でも社長。語った夢に脚本を付けるのは信頼のある相方。信頼関係こそ経営の強み2015/07/05

kanaoka 58

4
現代の経営学を知識としてもつ人間からみると、決してスマートなものではない。しかし、戦後の動乱期、経営実践において、思考を積み重ねていくことで、現代の経営に通じる枠組みを捻り出したことの偉大さを何より讃えたい。彼の覚悟、戦略眼、本質へのアプローチ、柔軟性等々、様々な要素がその達成を助けたのだと思う。また、彼がピーター・ドラッカー等の経営学者から学んだのではなく、ウインストン・チャーチルから学んだという点に、重要な鍵が隠されているように思う。2015/06/03

sr-yama

4
名著「経営に終わりはない」と重複している部分が多いが、「先をどう考えるか」について、「いま置かれている立場が、進んでいく方向が、正しいか正しくないか」を知ることがいちばん大事であると言い切っている。今、自分の軸を持っている人はどれくらいるか?藤澤本を読むと、いつも考えてしまう。読み終わっていつも考えてしまう。自分の経営に対する「軸」とは何か?と。 2012/08/20

tomagla

3
すごいなと思う経営者は結構いるが、自然に敬意を覚える経営者はほとんどいなくて、その筆頭が藤沢武夫。著作が面白くて何度も読むとか、経営手法がノウハウ的に参考になると感じる訳ではない。もう少しメタの次元で、たとえば洒落者で着流しを着てたとか、チャーチルを何度も読んだとか、隠居後は政財界との交流もあまりなく風流人として過ごしたとか、会社で苦しい時にそんなエピソードを思い出して、「先達に負けたらあかんな」と素直に思うような、不思議な存在。この人こそ本当の化け物だと思う。2021/05/23

SU

3
人情の人だと思った。もっと藤沢さんの事を知りたいです。2016/08/09

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