人間仮免中

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人間仮免中

  • 著者名:卯月妙子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • イースト・プレス(2014/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781607412

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内容説明

これは「愛と冒険の物語」だ──井浦秀夫(漫画家)
読み終わって、10分くらい泣き続けた──久保ミツロウ(漫画家)
夫の借金と自殺、自身の病気と自殺未遂、AV女優他様々な職業…
波乱に満ちた人生を送ってきた著者が36歳にして出会い恋をした、25歳年上のボビー。 男気あふれるボビーと、ケンカしながらも楽しい生活を送っていた。
そんなある日、大事件が起こる――。 年の差、過去、統合失調症、顔面崩壊、失明…… すべてを乗り越え愛し合うふたりの日々をユーモラスに描いた、感動のコミックエッセイ!
デビュー作『実録企画モノ』で大反響を巻き起こした “漫画界の最終兵器”卯月妙子の、10年ぶり、待望の作品!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

245
漫画家の卯月妙子さんと、恋人のボビーさんの壮絶な日々。統合失調症を患う卯月さんは、最初の結婚で夫の会社が破綻。手早くお金を稼ぐために風俗やAVで働くも、夫の精神病が進行し自殺。卯月さんは漫画を書きつつも、統合失調症が進行し閉鎖病棟へ。その後、舞台女優となり、25歳年上のボビーさんと付き合う。二人の生活は様々な事が起こる。ボビーさんの男気、卯月さんの家族の存在が有り難い。統合失調症の進行で卯月さんは歩道橋から飛び降り大怪我を負うがボビーさんと家族の力で生きる決心をする。卯月さんとボビーさんに幸あれと願う。2017/01/05

いつでも母さん

174
今頃だが読んだ。凄い!とにかく壮絶としかこの感情を表す語彙が見つからないのが悔しい。卯月さん、生きてくれてよかった。ボビーさん、最高で最強です。『統合失調症』と云ってもこの症状は各人同じではないだろうが、2012年2月現在の処方箋に驚くばかりだった。続きも手元に有るので、このまま読んでみたい。2018/05/29

風眠

134
漫画なのに、するするっとは読めなかった。壮絶よりももっとすごい、障害と一緒に生きていくことの凄まじさに震える。少し読んでは本を閉じ、また日にちをあけて読み始めては、苦しくなって本を置く。実録ギャグ風漫画というスタイルで、絵もさらりと、台詞もさらりと、あったことと現象のみが書かれているので、なんとか頑張って読み切ることができた。これが、みっちり緻密な絵で、心情描写とか書かれていたら・・・きっと私、読めなかったと思う。統合失調症を抱える妙子さん、恋人のボビー、支える家族や友人たち。人間ってほんとうに素敵。2013/03/24

ゆいまある

126
手放しで絶賛します。作者は統合失調症。スタイル抜群の美人。20代で夫が自殺。スカトロAVの世界でカリスマ人気となるが、病状悪化。以後入退院を繰り返す。ストリップの舞台上で首を切り、3日間生死の境を彷徨う。そんな激しい作者がボビー(恋人の愛称)と恋に落ちる場面から始まる自伝的漫画。つい薬を減らしたところ妄想が酷くなり歩道橋から飛び降り。片目失明し顔がぐしゃぐしゃになる。幻聴も酷く、人の多い場所に行くことは困難。でも生きている。大変な苦痛の中でも恋をし、愛され、生きている。死になくなったら読むべき人間賛歌。2019/12/11

№9

99
ちょっと普通じゃなさすぎる作者自身の半生を描いた本編は、“漫画”という表現媒体だからこそ描けもし、人に読ませもできる作品となった。これが小説だったり映像で表されたりしたものだったら、イタすぎるし、エグすぎるし、ウソ臭くもなったろう。“漫画”だからこそ、そこに救いがあったと思える。また彼女を支える人々が奇跡的にいい人ばかりで最後はちょっと涙したが、つまり凄絶な彼女の半生よりも、彼女のような人を支えるこうした人々の存在こそが最後には、読む側を勇気づける作品となった。それにしても本作は正直18禁である(ーー;)2014/08/02

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