内容説明
老いた母と旅したはじめてのハワイ、マウイのかわいくて美味しい地ビール、小さな上達と挫折を味わうフラ、沢山の魚の命と平等に溶けあうような気持ちになる海。ハワイは、人生を前に進もうと焦る気持ちを和らげ、今この時に、自分らしくいさせてくれる――。ハワイに恋した小説家による、生きることの歓びがあたたかく心を包む、珠玉のエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワニニ
53
【旅週間@月イチ】昨年ハワイに行く予定だった時、愛犬の具合が悪かった私は家に残ったのだけれど、その時のことを思い出しながら読んでいた。ハワイっていうと、どうも“金持ちの休日”ハワイ通がうらやま~みたいなイメージもあるが、この本は何だか途轍もなくしあわせで温かい気持ちになれて、郷愁をそそる非日常の楽園感に涙したほど。ハワイは色々な人が訪れ住んでもいるし、またハワイに様々な思いを持っている。ばななさんのフラへの気持ち、ハワイへの気持ち、そして家族への思いが溢れていた。私も、今度行く時は、気分が違うだろうな。2018/03/31
アキ
42
旅先でその土地についてのエッセイや歴史を読むのが楽しみのひとつ。今回はハワイでばななさんの世界に浸ってみました。はじめてのハワイは姉と母とだったらしいです。40目前にハワイにハマってフラも習うほどらしいですが、お父さんの思い出はこの本では出てきません。サウスポイントに初めて行ったときのことも書かれています。潮千穂さんのハワイイの写真がエッセイとマッチしていて素晴らしい。「みんなも人生に恋をしましょう。1回しかないのですから。そしてそれを忘れそうなとき、ハワイはいつでもそこにいてくれます。」2019/03/25
かおりんご
42
エッセイ。ハワイにいきたくなります!ばななさんのハワイが舞台の小説も、読んでみたいと思います。2016/07/17
Shoji
31
ハワイいいなぁ。 会社のこととか、普段のちまちましたこと全てが「そんなこと、どうでもいいや」って気分になれる。そんな太っ腹なところが大好き。 よしもとばななさんがこの本に書いている通り、この島々は「なにか優しい力に包まれている」のである。ますます、ハワイいいなぁ。 キップ買ってひょいとヒコーキ乗りますか!!2016/02/14
izumi
26
大好きなハワイと優しい文章に癒されました。オチの無い話もありますが、「ひとりしかいない」などの教訓になる話も。ワイキキの意地悪なホテルってどこだろう?と勘ぐるのも楽しかったです。2015/09/04
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