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内容説明
“課題先進”の通信業界を待ち受ける
「成熟化・土管化・同質化」の三重苦に先手
裏方に回る10兆円企業の戦略を徹底解剖
民営化30周年の節目を迎え、NTTは大きな変貌を遂げようとしている。
通信業界では市場の「成熟化」、米アップルや米グーグルなどの台頭による「土管化」、
端末やサービスの「同質化」という三重苦が鮮明となりつつある。
NTTはこうした環境の変化を踏まえて先手を打ってきた。
北米進出を加速し、国内では、ICT(情報通信技術)の利活用を推進する
“裏方”に転じた持続的な成長を目論む。
不毛な販売競争と決別し、ゲームチェンジを図ってきた同社が目指すのは、脱「電話会社」。
そのためには従来の自前主義へのこだわりを捨て、長年築き上げたブランドの希薄化もいとわない。
本書では、遂に“目覚めた”NTTの戦略を徹底分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいん
12
改めて大会社だなぁと思う。変化の早い情報通信業界で政治も含めて色々な思惑がある。勉強になりました。2015/09/11
hayataka
2
OTTとの直接対決を避け、裏方触媒に徹すると表明して主役から降りたNTT。世界戦略の中心であるコムとデータの好調を賞賛しつつ、裏方触媒領域にはIBMやAccenture等の強力な競合がいて、下手すると裏方触媒の土管になると懸念。光卸を巡る話やドコモ凋落話は、通信業界の勉強になるけど面白くはない。AppleやGoogleとの直接対決を回避したのに、スマデの普及が一巡したら、Apple SIMとProject Fiが牙を剥いてくるかもという話が最も震えた。2015/07/04
LibraBee!
1
NTTグループの状況がわかる一冊。何でここまでグループ内のことがわかるんだろうか。こういったものはグループ会社やライバル企業、取引先として購入すると勉強になるだろう。2015/07/25
セラ
0
NTTの直近5年ぐらいの話。特に鵜浦社長体制になる周りの話を主に東西ドコモを中心にM&A/海外戦略とともに競合他社の話や規制の話とNTTを取り巻く環境をわかりやすくまとめている。主役から脇役へと、光コラボ発表後の紆余曲折は非常に興味深かった。本当に方向性は変わってきているような気はするので、あとは本書でも言われているように「本当に裏方になりきれるのか」という所もしくは「どういう裏方(?)となるのか」というところが重要なのかなと感じた。2016/10/26
tossy
0
NTTが主役から脇役へ代わる。光コラボや海外展開に舵を切っており、今後ますます、脱電話会社が進む。BtoBtoXを推進。2016/03/21