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内容説明
間違わないデータ分析に必要とされる、統計の数学的知識を、数式を使わずに、グラフ図と日常的な例などで概説した読み物。例に挙げられている題材は、米国大統領選挙、肥満の定義、NBAのシュートランキング、失業率、くじの当選確率など。
解説は、統計の処理に使われる数学の知識を、「なぜそういう概念が必要なのか」、「どのように使い、どういう結果を得るのか」、「その知識を持っていないと、どういう間違いを引き起こすか」というレベルに落とし込んで、丁寧に説明します。
意思決定を狂わす、世の中にはびこるデータの間違った解釈を数学的に正します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yooou
5
読んだというか終りにした。言わんとしていることはとっても重要なことだと思いますが、伝わらない話をだらだらしてても意味はないですね。2016/08/28
セイタ
4
数学者による数字の見方を書いた本!ページ数の多い本だったが、10時間半で読了。数学音痴でもわかりやすい本かと思っていたが、かなり今度な数学も一例として出てくる。ただ、すべての章がそのように難しいわけではなく、宝くじや公衆衛生、政治的決定に関する章は非常にためになった。また、統計学を嗜んでいる者にとって、数字に対するセンスは非常に重要であり、この本を読むことでそのようなセンスを多少なりとも磨けたと思う。2025/04/22
Naohiko Oikawa
4
世の中に出回る分析の中で、「一見もっともらしく見えるけれども、どこかが変なもの」を見ることがあるが、それらがどうして変なのかを、数学的にきっちりと解説してくれる本。 さらに、そんな解説を通じて、「世界のごちゃごちゃしたカオスの表面の奥に隠れた構造を見せる」数学(統計)の面白さを案内してくれる本。 たとえば「ボルチモアの証券業者」のように、統計的に有意でない中でたまたま「必然」に見える一部のサンプルから意味合いを出すような分析に騙されたり、自分でやってしまっている人、意外といるのでは? 気をつけましょう。2015/12/06
かに
3
「ファクトフルネス」を読んで、派生して購入したが、考えてみたらこの本、原著でも読んだ(笑)。原題は「How not to be wrong - The power of mathematical thinking」。手書きのスケッチが綺麗な図式になっていてびっくり。翻訳難しかっただろうなぁ、この著者の語り口……2019/03/29
人生ゴルディアス
3
一般的には絶対確実だと思われる数学も、現実への適用の際にはその仕方が幾通りもあるし、時には根本的に変なこともある(p値が0.05とか)という例をわんさか詰め込んでくれた本書。とはいえ、詰め込みすぎじゃないかな……。ほとんどの事例で事前知識があったので何とか読み通せたけど、予備知識なしでヒルベルトからゲーデルまであの怒涛の記述の意味を理解するのなんて無理だと思う。あと、著者の数学に対する思いみたいなものは、とてもよかった。2017/11/07
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