ディスカヴァー携書<br> そのガン、放置しますか? 近藤教に惑わされて、君、死に急ぐなかれ

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ディスカヴァー携書
そのガン、放置しますか? 近藤教に惑わされて、君、死に急ぐなかれ

  • ISBN:9784799317303

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内容説明

「これ以上、近藤誠医師の“がんもどき理論(ガン放置療法)”の犠牲者を出してはいけない。」

「ガンは放置して良い」と、外科手術・抗癌剤・癌検診を批判するベストセラー作家(『患者よ、がんと闘うな』『医者に殺されない47の心得』)の近藤誠医師の極論を信じ込んだために、治癒や延命の見込みがあるにも関わらず、ガン治療を諦めてしまう患者が増加していることが問題視されています。

そんな中、堤真一さん主演で映画化もされたベストセラー書籍『孤高のメス』を著した伝説の外科医として御高名な大鐘稔彦医師が、「これ以上、近藤誠医師の“がんもどき理論(ガン放置療法)”の犠牲者を出してはいけない。助かる命さえも死に追いやられている現状を看過できない」と、本書籍を執筆。
諦めずに癌と闘い、みごと生還を果たした癌患者の症例を数多く持つ大鐘医師が、がんもどき理論を真っ向から覆します。

【著者 大鐘稔彦氏より】
「本書の窮極の目的は、不幸にして癌に見舞われた時、賢明な対応を患者さんにしてもらうことです。そのためのヒントとして、癌を放置せずに治療を受けてくださった患者さんの生還例を参考にしていただければ幸いです。
近藤誠氏は「医者に殺されるな」と説くが、私は言いたいのです。「近藤教に殺されるな」と。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

48
ガン放置への反論、当然、抗がん剤が劇的に効いた人も、手術と相性が良かった人もいるだろう、が、生活の質を重要視したい。戦って1年生きながらえるよりも、楽に生きたいかな。副作用のない抗がん剤も出てきたのかも、とは思う。生きる、と言う意味の捉え方なのだから、選択肢としてちゃんと提示することかな。私としては、その抗がん剤が効くかどうか試してみないとわからない、のは提示してほしくない。けれど提示せざるを得ないのが現代医療でしょ。だったら、そっちのベルトコンベアーには乗りたくないな。2025/01/19

りー

26
そもそも反論が出来ない内容に反論を試みて大失敗している本。たとえばクローン人間だとか、そういう非人道的とされている実験を行わなくては著者の主張が事実かどうかは検証のしようがなく、もちろん今の日本でそんなことが出来るはずも無い。つまるところこの本は科学ではなく著者の個人的な感情に依ってのみ成り立っているわけだ。とても理系の人間が書いた本とは思えない。完全に近藤さんへの私怨である。2015/09/25

のぼる

18
「がん放置療法」の近藤さんへの反論。訴えたいことが分かりにくい。近藤さんが正しいとは思わないが、少なくともあちらの方が分かりやすくはある。しかし、自らの理論の正当性を訴えるのではなく、一人一人の患者をみて欲しい。放置か治療かの言い争いは不毛である。2017/05/10

naka

16
少し前に読んだ近藤氏のガン治療に関する本がなかなかインパクトが大きく、意見を異にする本を読んで少し中和が必要と思い手にしました。この本は専門用語が多く難しいところはありますが、近藤氏の考えである治療や検査は必要ないというのに対して、医学の進歩は日々あるのでもう少しあれこれする余地はあるのではないかという理解です。何冊かガンに関する本を読んだ印象では、この病気は患者の症状や医者の考えに個人差が大きく、また発見されるタイミングの運もあったりと厄介なものだというのが理解できました。2025/02/09

Ryoichi Ito

6
近藤誠氏はこんな事を言った。「医学の進歩で寿命は伸びたかもしれないが,不健康な老人を産み出しただけとも言える。それに抗って手術や抗癌剤などを受けるのは,肉体をいたずらに鞭打つようなものだ。せいぜい七十歳くらいで寿命を終えるのが,医療経済的にもいいのではないか」 近藤氏は2022年8月13日,虚血性心不全で死去。享年73。2025/01/05

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