内容説明
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商船として生まれながら、徴用され軍用船となり、米軍のトラック大空襲で沈んだ40隻余。そのすべての現在を撮影した渾身の写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
83
最近読んだ水中考古学の本で水中文化遺産の存在を知った。トラック諸島は、海底に沈んだ主に旧日本軍の船舶や軍用機のため、欧米のダイバーからレック(沈没船)ダイビングの本場として有名である。1944年2月17日米軍の空襲により絶対的国防圏であった旧日本軍の拠点が徹底的に壊滅状態となった。海底に沈む零式艦上戦闘機は原型をかろうじて留めている。駆逐艦も輸送船も徐々に劣化がすすんできている。そこには人の生きた痕跡しかみられない。ミクロネシア連邦の人々にとっては貴重な観光資源なのだろうが、複雑な感情を抱いてしまう。2021/08/18
マカロニ マカロン
19
個人の感想です:A。『海の聲をきく』(古見きゅう写真展)で購入した。2007~15年まで9年にわたるチューク(トラック)諸島の海に沈んでいる旧日本海軍の艦船や航空機を水中撮影した美しい写真集。全部で47の沈船と機体を掲載。ほとんどが1944年2月の米軍の空襲で撃沈された船。魚雷や砲弾の痕も生々しいが、戦後70年間に沈船の周りには珊瑚が生育し魚たちの住処になっている。沈んだ時間を指して止まっている腕時計。乗組員89人を閉じ込めて沈んだ潜水艦。取材の間にも経年劣化で崩れだしている。ここにも戦後の風化が見られる2025/08/20
新平
3
今日品川に見に行った写真展の古見きゅう氏の作品。1944年2月17日-18日、米国機動部隊が日本軍の拠点トラック島を空襲。巡洋艦、駆逐艦等が沈没。70年後の今も船内に遺る書籍や手帖に目を奪われる。2020/09/14
黎雪
2
図書館の新着コーナーから。 かつての記憶を閉じ込めて、静かに海底で朽ちていく船の姿。 多くの人の命とともに沈んだ船の哀しい姿でもあり、今そこで育まれている沢山の海の生き物たちの姿でもあって、その二つの姿が印象に残ります。2015/09/16
A
2
図書館でたまたま見つけた写真集。沈んだ船や零戦に戦いの後や生活の後が残っていて、ここで人が死んだんだと思いながら読んだ。ダイビングについて、この島で何があったのか、この島の現在のコラムも興味深かった。2015/08/22