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内容説明
記憶にも記録にも残る「世界の王」の自伝決定版! 日本の高度成長期と軌を一にした巨人V9時代を牽引した野球人の新たな戦いはまだまだ終わらない。
新人時代の第1号から前人未踏の868号まで、投手・球場・打球方向別本塁打記録を一挙収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
61
著者は言わずと知れた「世界の王」王貞治さん。彼の生い立ちからWBC監督までの半生を振り返る一冊。子供時代の厳格な父の教えや家族のサポート、早稲田実業高校時代の活躍から思いもしなかったプロ野球入り、巨人入団後一本足打法で長嶋茂雄とともに巨人V9の立役者となる黄金期、前人未到の本塁打世界記録868号、ダイエー監督時代の苦労話、初代WBC監督の苦労話まですべてを話しています。あらためて王さんのスゴさが分かる素晴らしい一冊です。2022/04/21
reading
28
王さんの人間性がわかるまさに履歴書だった。父の教えを守った堅実、誠実な人柄がうかがえた。世界的な名プレイヤーは努力の人でもあった。桑田のドラフトに関する部分は、さらりと書かれていたが、王さんの本当の気持ちはどうだったのだろう。往年の選手の名前が登場し、懐かしく感じた。王さんほど日本のプロ野球界に貢献した人はいないであろう。2019/02/21
Prince of Scotch
25
やはり「荒川道場」のエピソードが非常に印象深かった。荒川博氏との「二人三脚」を控えめであっさりした筆致で記しているが、そこには凄まじい努力と苦闘とがあったことが窺い知れた。ジャイアンツの監督を辞してダイエーホークス(当時)の監督に就任したのは意外に映った。というのも「生涯巨人一筋」を貫くものと思っていたから。ホークス監督から球団会長となりチームを「常勝軍団」に育てた上げたのには、王さんの手腕のみでなく野球への計り知れない情熱も負うているのだろう。2021/02/05
エリナ松岡
18
ホークスの選手達は、長距離打者の柳田に限らずどことなく王さんん分身に思える時があって、読んでみようかなという気になりました。自身の数々の大記録への自負は認めつつも謙虚で朴訥とした感じが良かったです。それから打撃だけでなく、勝ちにこだわるというのも、今のホークスに受け継がれているように思います。2020/11/30
あいくん
14
☆☆☆王貞治さんの自伝です。私の子どものころは王選手は巨人の主力打者でした。大人になってからは、ホークスが福岡に来て、王監督が率いることになりました。王監督は68歳まで監督を務めていました。王監督は巨人から遠いチーム、福岡のダイエーホークスを選びました。ホークスの監督として、54歳から68歳の時期を過ごします。それまでのホークスは負け慣れしていました。それを王監督は変えていきました。パリーグは北海道の日本ハム、仙台の楽天、福岡のホークスと地方に根差しています。移動は大変ですが、ファンは楽しみが多いです。 2019/09/07