内容説明
砂礫に投げ出された体、傍らにある突撃銃AK47、残骸となった軍用ヘリUH‐1ヒューイ…一体、何が起こったのか? RASDのポリサリオ戦線に軍事訓練を施すため招聘された傭兵の檜垣耀二は、敵対するモロッコ秘密警察に拉致され、訊問を受けたらしく記憶を失っていた。機体に残されたアタッシェケースの中身……政治的にも軍事的にも機密情報とは見えぬ謎の書類を巡り、闘いが始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
禅
20
檜垣耀二シリーズ3作目。主人公檜垣はサハラ砂漠で記憶喪失の状態で目覚める。手には銃、墜落したヘリには二人の遺体。近づいて来る人間は敵なのか、味方なのか。自分が何者で何故サハラに、謎を解き明かす戦いが始まる。少しづつ紐解く感じがよかった。2025/07/14
HoneyBear
11
非常に面白い書き出し。前作を読んでいないためか今ひとつ展開についていけずすっきりとはしなかった。アクション映画を観る感じで一気に読める(新幹線内や機中で読むには良い)けれど、今一つ取材の厚みを感じず、西サハラ周辺に関する知見を得たような気がしないのが残念。西サハラを舞台とする船戸与一の「猛き箱舟」を読んでみたいという気になった。(船戸の「砂のクロニクル」の構想力と筆致には圧倒されたので。)2015/07/18
吉田 光貴
8
冒頭から序盤にかけてはこれからどんだけ面白くなるのかとワクワクしたが…もう一盛り上がりあっても良かった気がした。2015/11/27
hiyu
7
マングースの尻尾を先に読んでいると関係性がより分かる。本作は主人公が砂漠に取り残されるところから始まる。しかも記憶がない。自分にはその経験はないが、記憶を失い、そしてそれを回復させる途中の苦悩が伝わってくる。ラストは上手に騙されたという感じ。総じて面白かった。2019/09/02
おしょも
7
私も前作を読まずに読みました…が冒頭から引き込まれました。登場人物がみんな個性的ですね。展開としては、どこかで読んだような内容でしたが、面白かったです。さっそく、「マングース」を読んでみます。2018/06/10