内容説明
「病気がよくなるまで、僕の家にいるといい」避難所のベッドに横たわるアシュレイをかかえ上げ、ジェフ・リッターはぶっきらぼうに言った。解雇されると思っていたのに、助けてくれるなんて!学費を稼ぐため、ジェフの会社の夜間清掃の仕事をしていたが、流感のせいで寝入ったところを彼に見られてしまったのだ。不運は続き、アパートメントの水道管が破裂して、彼女は流感が治らないまま避難所生活を送る羽目になった。冷たい目をした彼を恐れていたけれど、実は親切な人なのかもしれない。そう思い始めた矢先、病の癒えたアシュレイはジェフに呼び出され、残酷な言葉を聞かされた。「きみにはあの仕事は無理だ。辞めてもらおう」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
薄幸の母子(言いにくいなあ)を保護する、周囲には冷たいと思われている感情表現が下手な男子がとにかく頼もしいお話です。「おい!お前良い奴だなあ!」と一発肩にパンチを食らわしたいぐらい。別に大きい事件が起こるわけでもなく、軍事産業がどのようにアメリカ国内でも需要を見出しているかを垣間見ることができる「大富豪向けセミナー」とかが面白かったぐらいなんですが、その分ロマンスが丁寧に書かれていて好感が持てるお話でした。読み友さんから。2018/07/17
akiyuki_1717
2
スーザンさんの作品としては一番好きなストーリーでした。ヒロインは自立心があって、若干意固地でしたが、折れるところではプライドを押してヒーローに謝罪するし、自分の気持ちにも正直になれるところに好感を持てました。ヒーローは自分の気持ちに気づかなくても、ヒロインにもヒロインの娘にも優しく忠実で、前妻に傷付けられて自分を卑下するヒーローが可愛そうだった。妊娠に気づいたヒロインが大騒ぎした部分だけが残念に感じました。ヒロインの娘のいじらしさにジンときた。2016/03/05
oneoeight
2
流感にかかり子どもと路頭に迷う事になったシングルマザーヒロインと成り行きで助ける事になった元軍人ヒーローとのお話。大好物ヒロイン薄幸設定キタ━(・∀・)━!自分の事を殺戮マシーンだと思い込んで心を閉ざしてるヒーロー。だけど嫌がらずに子どもの動物園遠足に付いて行ってあげる時点でどんだけ優しいかわかる(笑)最後らへん、ヒロインがヒーローを責めたのがなんだかな〜だけど(; −ω−)ヒーローだけのせいじゃないのに。まぁ全体的としては楽しく読めました。子どもが可愛い度☆5、また読みたい度50%2010/03/25
りりか
0
ヒーローの元軍人としてのハードな部分とヒロインとのロマンティックな雰囲気がうまく溶けあっていないような。ただ、シングルマザーのヒロインの描写は好感が持てます。娘がとても可愛い。2012/02/16
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