内容説明
プロをめざしているバンドマン・柏原省吾はある日、恋人の上野美月から別れ話を切り出された。省吾の幼馴染である桂木妙子の交際相手のエリート医師・篠塚と付き合うというのだ。その直後、省吾は不思議な能力があるといわれている少女・野原すみれとともに、篠塚が美月を殺しかけている光景を幻視する。嫉妬ゆえの妄想か、それとも……。 省吾は美月を守り、彼女との幸せを取り戻せそうとするのだが――読後感さわやかな、二転三転の長篇ミステリ。「2010本格ミステリ・ベスト10」ランクイン作品!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
53
Kindle Unlimitedで。最近私、なんかまっすぐ歩けないんだよねー、年かなー、、、。とかって、全然関係ない話を始めてしまいたくなる読後。読みやすいんだけどね、読みやすいのとおもしろいのは違うからさ。どの登場人物ももう少し魅力的に描けたはずと思うし、ちょっとイマイチな火サス観てるみたいだった。タイトルは捻りがあるんだけど、そんな感じで読み進めているから、あー、ふーん、みたいになってしまう。なんだろう、そんなに酷い本ではないのに悪口ばかり書いてしまう。私の心が荒んでるんだわ、まっすぐ歩けんから。2020/11/11
速読おやじ
22
てっきりReverse=逆行の事だと思い込んでいてタイムスリップモノを想定していたのですが、Re-birth=再生だったのですね。この意味が分かるのは小説の最後の方。主人公は売れないバンドマンの省吾。突然恋人の美月から別れを告げられるシーンから始まる。美月の新しい彼氏は実は知り合いで職業は医師。ひょんなことから予知能力を持つすみれと知り合った省吾は、将来起こることになる恐ろしいビジョンを見てしまうのだ。さて、そのビジョンは本当に起こるのか?それを防ぐことは可能なのか?後半一気に物語が進む。2021/05/08
MJ
15
最終章だけページの色が違うと感じるくらい印象が変わった。ストーカー的行為を続ける主人公に感情移入できず、伏線の張り方も雑だなぁ、と思いながら読んでました。スミマセン、お見それ致しやしたー。前半のぐだぐだは、最終章とのギャップを最大化するための仕掛け⁈こんな読後感は初めての経験でした。2020/05/22
Mai
10
誰かのために、自分の人生をかけられるのか。それを考えさせられたけど私はここまでできひんな。 省吾は美月に突然、別れを切り出される。美月は省吾の知り合いと交際する。不思議な少女と出会った省吾は、美月が今の彼氏に殺されるヴィジョンを見る。これは彼の妄想?現実? 2019/06/30
left7
6
悪くないと思います。主人公の行動に共感が持てない部分はありますがそれは小説なので仕方がないかなと。ミステリー部分はしっかりしていると思いますのでもう少し評価されてもいいように思います。読んで損はないかなと。2013/05/26
-
- 電子書籍
- 暮らし上手の心地いい部屋
-
- 電子書籍
- 暴君を手懐けて逃げてしまった【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 神学的・宗教哲学的論集III 創文社オ…
-
- 電子書籍
- 雪の絶唱~森村誠一ベストセレクション~…
-
- 電子書籍
- 上を向いて歩こう年をとると面白い - …