ブルーバックス<br> 謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係

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ブルーバックス
謎解き・津波と波浪の物理 波長と水深のふしぎな関係

  • 著者名:保坂直紀【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 講談社(2015/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062579247

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内容説明

先を急ぐ波、ゆっくり進む波。孤高の波、群れる波。生まれたての波、成熟した波。そして、海底を感じる波、感じない波――。波が海底を感じるとはどういうことか? 波のふるまいを左右する「波長」と「水深」のフクザツな関係とは? 身近なふしぎ現象を、数式なしでわかりやすく解き明かす。(ブルーバックス・2015年7月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

75
地球物理学の分野の海洋に重点を置いて津波や波について私のような門外漢にも詳しくまたわかりやすく教えてくれます。波というと海ばかりではなく光や音などもあるわけですが、ここでは風の起こす波についてわかりやすく理解できました。また津波の原理も詳しく書かれています。今後はこのような分野がさらに発展していくと思われます。2015/10/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

24
#感想歌 津波波浪海底風や台風が波を起こして伝わっていく 三陸の津波解析原理から人が防げる切り口はある2017/09/26

calaf

16
位相速度と群速度、何となくは知っていたけど、なかなかイメージが掴めないのですよね...そこに数式なしで切り込もうとしているけど...微妙かも。そのあたりはともかく、基本のところはこれで十分かも。離岸流の仕組みとか、どうして波は沖から陸へとやってくるか(海岸に平行に横に伝わっていく波はない)とか、知らなかった事も多かったし...2017/06/04

kk

11
以前から「波」というものに何故だかずっと魅せられてきました。そんなkkが衝動買いしてしまったのがこの一冊。海の波に特化していますが、そもそも波とは何か、発生の機序、どうやって大きくなるのか、その速さと伝わり方の不思議さ、そして普通の波と津波の違いなど、波マニアにとっては極めて興味深い内容がてんこ盛り。著者は大手新聞の科学部記者出身だけあって、数式を全く用いずに物理現象を説明する手腕には脱帽です。世間的に何かの役に立つような知識じゃありませんが、とにかく楽しい読書ができました。2020/11/28

ZEPPELIN

6
風が吹くと波が起こるメカニズムはまだ完全には解明されていないというのが意外。ダークマターやダークエネルギーのような派手さはないにしても、こちらも近いうちに解明されてほしい。出来れば日本の科学者に。3・11の津波についても解説されており、地形の関係であのような高い津波が再び発生する可能性は高いとのこと。どんな偶然で人間の想像を越える災害になるか分からないのだから、堤防を高くして津波を防ぐのもいいけれど、被害はあるものとして避難のシステムを整えた方が結果的に人命を救うことになるんじゃなかろうか2015/09/16

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