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内容説明
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ちょうちょと ちょうちょは せんそうしないきんぎょと きんぎょも せんそうしないくじらと くじらは せんそうしないまつのき かしのき せんそうしない谷川俊太郎の言葉で語られる戦争への思い、江頭路子の絵の透明な生命力が融合して、ひとつの世界観を作り出しています。人間の知恵はどこにあるのかを、静かに問いかける絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
128
図書館で表紙を見かけて、つい手に取りました。ことばの力と絵の力、お互いがお互いを高めあって一つの確かな世界観を作り上げています。「○○と○○はせんそうしない」と七五調でリズムよく詩は進んでいき、唯一「せんそう」ということばを使わないページがあります。絵の効果とも相まって受けた衝撃は並ではありませんでした。またその直後の食卓を描いたページも意味深く様々に考えさせられました。発行は2015年7月15日、谷川俊太郎さんはこの本にどんな想いを込めているのか。読むことができて、よかったです。2015/11/24
馨
114
絵本。私の中では、子供に戦争の恐ろしさを伝え、戦争なんかしてはいけないということを教えるにしては、大人を悪者にしているなあという印象もありました。特に盛り上がりのある話ではないので、子供が自分で考えるきっかけになれる本だと思います。2015/08/29
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
113
決して過剰ではない数の言葉で平和の尊さを伝える詩。江頭路子さんの透明感のある絵がまた美しい。戦争するのは人間だけ……とは思わない。一つの生態系の中では昆虫や植物さえも異種を殲滅するような闘いをすることがある。だから、この詩の中では「こどもとこどもはけんかはするけど、せんそうしない」というフレーズが心に響いた。時に衝突しても仲直りする。振り上げた拳を下ろす勇気を、憎しみの連鎖を断ち切る覚悟を持つためには言葉が必要なんだと思う。ヒステリックに主張するばかりでない、口ずさめるような言葉が。2015年7月初版。2015/11/23
AKIKO-WILL
89
このタイトルと二人の子供がまっすぐ前を見ている姿に手を取りました。こどもとこどもはせんそうしない。けんかはするけどせんそうしない。戦争するのは大人と大人。自分のくにをまもるため、自分のこどもまもるため。でもせんそうするところされる。てきのこどもがころされる。みかたのこどももころされる。この絵本をめくるたびに切なくなる。人だけがせんそうする。こどもだけではなく大人にも読んでほしい。谷川俊太郎さんの言葉は静かにでも強く語りかけてます。2016/06/25
けんとまん1007
83
谷川俊太郎さんの詩のリズム。江頭さんの、柔らかなタッチの絵。ふたつのものが相まって、広く深いメッセージが伝わってくる。戦争するのは人間の大人だけ・・・そうならないために。2021/10/13
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