新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実

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新装版 墜落現場 遺された人たち 御巣鷹山、日航機123便の真実

  • 著者名:飯塚訓【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2015/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062816014

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内容説明

事故発生時、遺体の身元確認捜査の責任者が、自らの体験と胸が詰まるような取材で書き下ろした生命(いのち)の重さを問う鎮魂の書!衝撃のベストセラー『墜落遺体』の著者が、さらなる極限の悲しみに渾身の力で迫る! 忘れまい。真実の証言。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

57
前作『墜落遺体』が遺体の身元確認の場といういわば閉じられた空間での出来事だったのに対して、本書はそれぞれの立場で事故に巻き込まれた人々を俯瞰的な視点から記述した一冊。当事者である遺族や生存者はもちろんの事ながら、救出に関わった自衛隊員や医師。そして葬儀屋と様々な人々がこの未曾有の事故の際どのように考えそして行動に移したのかが綿密な聞き込みによって明らかにされている。これを聞いたのは20年近くが経った1999年だが当事者は兎も角関係者にとっても未だ重い問題となって横たわっている事を教えられる一冊であった。2021/04/20

モリータ

11
◆単行本2001年講談社刊、文庫旧版2005年講談社+α文庫刊(読んだのはこちら)、文庫新版2015年刊。◆著者は元群馬県警の警察官。日航機墜落事故当時は高崎署刑事官、身元確認班長を務め、『墜落遺体』(1998)を著す。本書は事故から約15年後の、遺族、生存者、自衛隊員、医師・看護師、葬儀社員への(再)取材録。◆前著で仮名で登場した遺族や救援者も、本書では実名で取材に応えている。2023/02/28

kri

9
こういう種類の本が好きで買ってしまう…という知り合いから半ば強制的に貸し出された。この著者の前作もセットであったが、そちらはあまりに生々しくパラパラ目を通したのみ。人体の脆弱さを見せつける地獄絵図の如き現場で、髪一本でも回収して遺族の元へ…がんばり続けた関係者たちに頭が下がる。日航社員であった当時から10何年を経た発刊時まで一貫して事故を風化させまいと携わってきた著者の心意気にも感嘆するばかり。2020/06/15

かつどん

5
現場で事故の身元確認班長として身を粉にして働き、多くの関係者とも関わってきたからこそ書ける内容。決して流麗な文章というわけではなく、所どころ思いのたけを紙面にぶつけながら、行間ににじませながら、書けないことも多かったのでは、と思う所もあったが、この事故で犠牲になった命をないがしろにしないという、次代によりよい思いをつないでいきたいという姿勢はひしひしと感じられた。 それぞれの役目に忠実に、真摯な態度で取り組む人たちの、等身大の思いが伝わってくる。 他サイトの企画のアンケで当選して頂いた本2015/08/04

バーニング

3
Kindleにて。この本を読んでいる間に知床で船が沈む事故が起きてしまい、複雑な気持ちになる。安全はいかに重要なことか。2022/04/26

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