日本経済新聞出版<br> 薄っぺらいのに自信満々な人

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日本経済新聞出版
薄っぺらいのに自信満々な人

  • 著者名:榎本博明【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 日経BP(2015/07発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532262815

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内容説明

なぜ「意識高い系」の人ほど、たいして仕事ができないのか?
承認欲求に振り回される「あの人」の構造を心理学見地から徹底分析。
どんなときも前向き、「完璧です!」と断言、会社の同期や同級生といつも一緒、Facebookで積極的に人格形成……こんなポジティブ志向の人間ほど、実際は「力不足」と評されやすい? SNSの普及で肥大化する承認欲求と評価不安を軸に、現代人の心理構造をひもとく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

57
いや腑に落ちた内容だ。以前読んだ森博嗣「孤独の価値」、蛭子能収「ひとりぼっちを笑うな」と共通する箇所があり読みやすかった。コミュ力というものの実は一人でいることが不安がゆえに誰かとつながって関わっていることが大事なことになってしまっている。繋がる、絆それ自体は大切なことかもしれないが、自分の時間で自分の中を考える、見つめることのほうを大切にするべきだと思う。SNSの普及でますます自分というものが自分のものでなく他人と共有される自分になってきていると感じた。ポジティブが必ずしもよいことではないことにも共感。2015/08/01

ちゃんみー

50
どのような人向けに書かれたのかわからないが、タイトルにあるような「薄っぺらで自信満々な人」は、きっとこれを読まないね。自分をよく見せようとアピールする人たちの思考回路は単純で、失敗することなどあらゆる事象を想定できないから自信満々でいられるってことに、思わずうなずかずにはいられなかった。2016/10/15

きみたけ

45
著者は心理学博士の榎本博明氏。薄っぺらいのに自信満々な人の特徴から対処法を指南しています。よくあるケースとしては、仕事ができる部下の方が不安を感じ、仕事ができず初歩的なことも分かっていない部下がなぜか自信を持っていたりする。その根元は、人は自分は平均より上だと思い込んでいるからだそうです。そもそも仕事のできない人は自分が仕事ができないことに気付かないことが多く、できる人はいろいろ考え悩むから。自身が石橋を叩いて渡る性格なので内容にとても納得でした。2021/03/19

けんとまん1007

43
自分自身にも、あてはまる部分はあると思う。というか、誰にもある部分であって、その濃淡が違うのかなと思う。滅多に出ない人もあれば、かなり出る人も。大切なのは、何故、その違いが出るのだろうか?ということかもしれない。そこには、中心線をどこにおくのかがあるのかもと思う。まあ、自分の場合は、自信満々どころか、絶えず不安があるので、なかなかっ吹き出せないことも多い。が、少なくとも、中心線をできるだけ、自分に置かないようにしているつもり。そこかなあ~と思ったりする。2017/01/05

Yuma Usui

37
仕事が出来ない人ほど自分が仕事ができないことに気づかない「ダニング=クルーガー効果」は広く普及すべき概念と思う。実は自分が当てはまっているかもと自省するだけでも十分意味がありそう。また、楽観的すぎて慎重さが足りない非現実的楽観主義者はミスが多く、悲観的で用意周到に準備をする防衛的悲観主義者は成績が良い例を挙げ、ただポジティブである事を肯定する風潮は問題だと提起している点に強く共感できた。自信のない人ほど承認欲求が強い傾向にあるのはどうにかならないだろうか。2021/01/08

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