内容説明
1年前に事故で夫を亡くし、いまだ悲しみ癒えぬエマは、亡き夫の祖父母から招待を受け、ローマの豪奢な館を訪れた。だが、同じく館に滞在中の客人を紹介されるなり、愕然とする。ローマまでの機内で隣に座っていた男性――セクシーでいかにも傲慢で、エマがもっとも苦手とするタイプだ。その男ニックはイタリア人実業家で、祖父母の名づけ子らしく、毎年夏に館に滞在するという。不意にニックに熱い視線をそそがれ、エマはたじろいだ。そんな目で見ないで……私はもう、恋はしないのだから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
27
再読。最初手に入れた本がかなり古いものだったので、本棚整理のために文庫を購入。短い結婚生活とはいえ、ずっと側にいて未来を共にするはずだった夫への思いをヒロインがそう簡単に忘れられる訳もないのに、過去の思い出を無理矢理断ち切ろうとさせるヒーロー。勿論周囲の人達もいつかは、と思っているでしょうがそこまで踏み込んで彼女を傷つける勇気はない。そういう意味ではヒーローは全て分かったうえで彼女を傷つけても最後まで引き受ける覚悟があったのね…。当たり前ですが、古いアルバムを閉じて前に進む決意をするのはヒロインの意思。2016/06/17
麻琴
2
結婚式の1週間後に幼なじみでもあった夫と交通事故で死別したヒロインと、妻と死別し9歳の娘をもつ実業家のヒーローの話。読んでてヒロインはまだ死別して1年なんだから自分の殻に閉じこもって何が悪いんだろうとモヤモヤした。そんなすぐに再婚するの何か抵抗あるなあ。お話自体はヒーローが最初からヒロインに一直線でヒーロー娘も可愛いくヒロインになついてとてもいいんだけど。3年後とかならまだよかったのに。 ☆42015/08/09
りり
2
★★☆☆☆久しぶりのビアンチンとイタリア人ヒーロー。ビアンチンは装飾品とメイクの描写が出てくるのがお決まり。あとシャワーも。おやおや!は24歳の娘は使わないと思う。ヒーローの面白がってるふうの疑問符付きセリフが気になりはじめたりで入り込めず。作風に飽きてきたかもなぁ。M2015/07/21
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