ハーレクイン<br> 失われた地図

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ハーレクイン
失われた地図

  • ISBN:9784596903471

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内容説明

探検家の父が行方不明になった。1枚の謎めいた地図を娘に遺して。モルベナはそれだけを頼りに父を捜す旅に出たが、船は珊瑚礁で座礁――気づくと彼女は白く輝く砂浜に漂着していた。目もくらむばかりの蒼く高い空、生い茂る熱帯の樹木。鮮烈な色彩の鳥が飛び交い、猿がするりするりと木の枝を渡る。もしかしたら、私はもう天国にいるの……?朦朧とした意識の中でそう思ったとき、たくましい青年の影が差し、はっと見上げた彼女の目に、褐色の肌の男性が飛び込んできた。漆黒の髪と、かわせみの翼のような碧眼の世にも美しい男――この楽園の支配者ロッケ・デ・ブラス・フェルロだった。

■不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピアが描く原始的なまでに荒々しい愛の世界。極彩色の楽園を舞台に惹かれ合う領主ロッケと美しい乙女モルベナを、ほかの漂流者と島の娘たちはこぞって妨害しようとし……。生と愛を謳う壮大なドラマをお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kina

1
鋼のようなラテンの男と妖精の様なイギリス人の乙女。ハーレならではの組み合わせですが、育った環境があまりに違いすぎる。隔離された世界で出会った二人が惹かれあうのは必至としてもその後末永く幸せになれるのかどうか、その辺の描写がもう少し欲しかったです。ただ改めて考えるとヒロインが天涯孤独で歌手(つまりどこでも生きられる環境)だったのは、この密林に生涯住むことも可能という伏線だったのですね。話に必要だったかどうかわからないレアードという男は、密林に惹かれながらも馴染めなかったイギリス人の代表。ポピーの必然性は謎。2016/12/20

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