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内容説明
ヤフー、インテリジェンス、日本郵便、アサヒビール、電通北海道、美瑛町役場――。それぞれの組織の精鋭31人が、ある日、北海道・美瑛に集められた。
「この地域の抱える課題を解決するプロジェクトを提案せよ」。突如下ったミッションに、精鋭たちは混成チームで挑む。期限はわずか半年。背景も年齢も共通言語も異なるメンバーが、6つのグループに分かれて智恵を絞る。
研修の最中には、空中分解しかけるチームもあれば、高い結束力で課題に挑むチームもあった。個性豊かなメンバーたちは、どのように1つのゴールに向かっていったのか。
本書は、2014年5~10月に北海道・美瑛町で繰り広げられた、前代未聞のリーダー育成研修を追った一冊。誰もがリーダーになりたがらない時代に、どのようにして未来のリーダーを育てるのか。多くの企業で経営者や人事担当者は、こう頭を悩ませている。これまでのように外部に丸投げしても人は育たない。またダイバーシティ(多様性)の重要性が喧伝される中、単に女性や外国人の登用を増やしてもその果実は得られない。
では、いかに未来のリーダーは生まれるのか。導き出した答えが、この前代未聞の「すごい研修」だった。笑いあり、涙ありのドタバタ劇を通して、31人はガチンコで魂をぶつけ合い、成長を遂げる。
イシューの探し方からチームビルディングのコツまで…。これからマネジャーになる人や、まさに今、マネジャーとして現場で悩む人たちにも、たくさんの学びのヒントが宿っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
49
社風や業種、そして年代の異なる集団による課題解決案対決。見所は過程に垣間見る”本気度”。手探り状態からの模索。切磋琢磨の末、互いの違いをズレから個性として活かし、結果に繋がる過程が見どころ。リーダーシップ論以上に、Crowdsourcingの在り方が頭に浮かぶ。一方、町長の話を聞けないなどの諸制約は、現代ビジネスでは当たり前。Agile思考で前に動かし結果に繋げる力量は、業界を超えた必須スキルではなかろうか。2016/03/21
けんとまん1007
15
ドキュメンタリーとして読んで、面白かった。参考になる点が、いくつもある。異業種交流という思いは、自分の経験もあって、頷ける視点。ダイバーシテイって、こういう風に捉えると、なるほどなあ~と思った。職場で、研修・教育に多少なりとも携わっているので、いかに、現場の生の声を拾うのか?、アフターの意識づけをどれだけ持ち続けるのか?を意識しているつもり。そして、同じカラーでない人たちとの接点をどう作るのか?本当の意味での内製化とは?などなど。馴染の言葉も、そうでないものもある。何かできるかも。2015/12/06
YJ
7
かなり面白い。イシュー。チームビルディング。2017/01/10
oyasan
4
地域課題解決プロジェクト。異業種交流+研修→美瑛町の解決策を町長に提案。わずか5か月でえられた結果結論とは・・・。この本読み方いろいろできるなぁって思う。別に研修限定でなく、いろんな場面での示唆に富んでいるなあって。けど、本にするためにちょっとうまくまとめ過ぎ? ほんとは、もっとグループ崩壊とか、どろどろした部分があっただろうな。そういう部分も知りたかったし、美瑛町役場の人たちがどうだったのか話を聞いてみたくなった。2015/09/26
☆ツイテル☆
3
フライヤー2022/08/16