講談社選書メチエ<br> マニ教

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講談社選書メチエ
マニ教

  • 著者名:青木健【著】
  • 価格 ¥1,815(本体¥1,650)
  • 講談社(2015/07発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062584869

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内容説明

キリスト教がもっとも恐れた謎の世界宗教の全貌。世界初の包括的入門書。ゾロアスター・イエス・仏陀の思想を綜合し、古代ローマ帝国から明代中国まで東西両世界に流布しながら今や完全に消失した「第4の世界宗教」。「この世」を悪の創造とし全否定する厭世的かつ魅力的なその思想の全貌を、イラク・イラン、中央アジア、北アフリカ、ヨーロッパ、中国に亘りあまねく紹介する世界初の試み。(講談社選書メチエ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kuroma831

28
3世紀にペルシアで生まれ、ローマから中国まで伝播して世界宗教になりかけたものの滅んだマーニー教の概説書。研究史に始まり、教祖マーニー・ハイィエーの生涯、マーニー教の世界観や創作神話や教義、その後の各地への伝播と教団史についての概略で面白かった。マーニーの山師感がすごい。ゾロアスター教や東方ユダヤ教をベースとしつつも換骨奪胎を重ねて独自の神話を築き上げ、一代で教団を作る才覚はまさに新興宗教の教祖。初期段階から聖典と絵画を重視するのは当時のメソポタミア世界で布教を重ねるための戦略だったのだろう。面白かった。2025/09/14

bapaksejahtera

10
マーニー教がグノーシス的な混淆宗教という感覚は誤りのようで、開祖マーニーは「思想的には教祖一個の天才によって支えられた宗教」を構築、自らその神話や教義書の著述、それらを荘厳する絵画や宗教儀軌、組織まで作り上げる。文語伝統のない言語での立教は独自の文字まで開発する。3世紀のこの種人物にしては例外的に生没年まで判明している。キリスト教の神義論は必然的に二元論を生み出す。当初ユダヤキリスト教に触れた開祖は、ペルシアの地で対したゾロアスター教に今日むしろその眞面目とされる二元論を齎したとの著者の見解は妥当と思う。2021/06/01

いとう・しんご

9
読友さんきっかけ。3世紀に西アジアで生まれて世界史の渦の中で広がったり縮んだりしながら最期はウタカタとなったマーニー教のお話。初代キリスト教やゾロアスター教との関係など、面白いお話が一杯。分かりやすい構成にほどよいユーモアって読みやすかったです。この著者の他の本も読んでみたいと思いました。2024/11/13

ジュンジュン

8
面白い。キリスト教をベースに、ゾロアスター教、仏教のいいとこ取りして作り上げたパッチワークのようなマニ教もだけど、それ以上に読み物として分かりやすいし面白い。世界三大宗教(キリスト教、イスラーム、仏教)に駆逐されて400年、ここまで復元できたことにまず感動。次にローマ帝国でキリスト教と、ペルシアでゾロアスター教と、中央アジアで仏教と覇を争ったスケール感に感動。最後はカリスマ創業者のもと社業を拡大した挙句、パタッと倒産する会社の悲哀をみるようで切ない。2019/10/30

竜王五代の人

6
知識層に受けられ、トップ取りを狙う新興宗教「マーニー教」の成り立ち・教義・歴史まで網羅した面白い本。この先生にしては文章は真面目(とはいえ、イエスの義父ヨセフなど及びもつかない教祖の父の変人さの表現などは走っている)。こうしてみると、現代の新興宗教の特徴(理論が先行しているとか、冠婚葬祭に手薄だとか)を備えているような気もする。浸透はするけどメジャーにはなれないところも。マーニーの文才・画才とも優れたところは教祖としてたいしたもの。2022/12/27

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