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内容説明
「我よりおとなしく人物臭き面な奴に、却て山師ハいくらも有」――。江戸中期の大人気学者平賀源内はその華やかな活躍とは裏腹に、自らを「貧家銭内(ヒンカゼニナイ)」と嘆きながら、罪人となり生涯を終えた。エレキテルや火浣布の製作、『物類品隲』執筆など本草学への熱い思いを体現しながら、「山師」と誹られた源内。誰もが知っていそうで実は知られることの少なかった、学者としての実像に迫り、再評価を試みる。(講談社選書メチエ)
目次
はじめに──我ハ山に似たるを以て芸の助けとす
第1章 本草学とは何か
第2章 本草学者源内の誕生
第3章 『物類品隲』出版
第4章 火浣布の製作
第5章 本草学への思い
おわりに
主要参考文献と注
あとがき
平賀源内関連略年譜