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内容説明
千葉県松戸市にありながら、平日は平均2時間、休日は3時間、最長で4時間もの行列ができている。ラーメンイベント「大つけ麺博」では2年連続優勝を遂げ、業界最高権威のラーメンランキング本『業界最高権威 TRY認定 第14回 ラーメン大賞 2013-14年』では、見事大賞を受賞。席数は10席、メニューはたった2種類しかない。そんなラーメン店に、どうして人は4時間も並んでしまうのか……? どうして8年もの間行列が途切れないのか? 2006年に『中華蕎麦 とみ田』を開業以来、松戸市内を中心に6店舗と自社工場を展開。現在は年商10億円を売り上げるほどまでに成長。成功し続ける背景には、店主・富田治氏による常識破りの“非常識な経営哲学”10ヵ条が存在していた。飲食店関係者だけではなく、仕事を持つすべてのビジネスパーソンに読んでほしい、本能が目覚める一冊。
目次
はじめに
第1条 東京にはあえて出店しない
ひとつの地域にがっちり根付くということ
「テリトリーを守る」という山岸氏の教え
松戸を飛び出し、千葉県内に進出した理由
10億円のグループ年商を支える自社工場の存在
10店舗以上の出店は考えない
東京ではなく、僕は松戸で花を咲かせる
第2条 メニューは増やすよりも減らす
メニューは増やさずにとことん“磨く”
何度でも食べたいと思わせる究極の一杯を生み出す
生み出した究極の一杯を支店でも活用する
第3条 営業時間は短い方がいい
営業時間=僕が厨房に立つ時間
夜営業はしない
営業時間前の毎朝7時から麺を打つ理由
短い時間に全神経を集中させる
第4条 回転率は上げずに下げる
『ラーメン二郎』に広い店はないという理論
回転率を下げて満足度を上げる
富田治の歩み
『東池袋大勝軒』山岸一雄氏に憧れて業界入り
僕を育ててくれた田代浩二という師匠
縁もゆかりもなかった松戸で独立
平日は2時間、週末は最長4時間の行列店に
第5条 原価率や人件費率は決めない
おいしさが最優先。原価率は知りません
机上で数字を追うよりも、現場を見る
家賃の上限を決めない
会社が組織化した今も会議は行わない
第6条 売り上げ目標は一切立てない
今日の努力が未来を決める
目標を立てない代わりに目的を持つ
日々の頑張りは決して裏切らない
なんのために頑張るのか─目的を“忘れない”
成功しているお店にあるのは、社長の器と人間力
第7条 スタッフは極力異動させない
ひとつの店舗でお客様の顔をしっかり覚える
お冷やのセルフサービスは行わない
常連(★)への配慮と敬意をカタチにする
行列専任のスタッフを置く
他
おわりに
感想・レビュー
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たか
たまご
カップラーメンマン
Hideaki Hoshiai
TERRY