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内容説明
IS「建国」1年。新たなテロ指令を発し、ますます不安定化する世界の現実を、インテリジェンス、危機管理のエキスパートが詳細に解き明かす!なぜISの勢いは衰えないのか?関係各国の思惑とは?アメリカの決定的失敗とは?これからのキーワードは「フランチャイズ化」と「一匹狼型テロ」「敵」となった日本と日本人の自衛策は? (講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
redbaron
13
わかりやすい。ただ、筆者が述べている「テロの定義」に関しては「普遍的な定義は存在しない」と断っているが、弱者が強者に対して用いる戦法というのには疑問が生じる。ISが恐ろしいのは、資金を領土から得ている・ネットを使って宣伝(殺りくの動画配信)や遠い地へ思想を植え付ける。ISのコーラン曲解した終末思想が、さらなる賛同者を増やしている。リスク管理は少しは役立つかしらん。平和ボケだからこそ、わかりうる状況・対策もある。ボケを逆手に取りましょ。2016/01/11
孤独な読書人
12
ISのような化け物を生み出してしまったのはそもそもアメリカのイラク戦争が原因だと言える。秩序なき混沌とした中東情勢の中で各国の思惑が複雑に絡み合いISが勢力を拡大できる土壌を用意してしまっている。2016/01/03
skunk_c
11
後藤氏殺害後、マスコミ報道が減っているISの最近の動向をまとめたもの。中東や欧米などでのテロ活動や、ISの「フランチャイズ化」とでも言うべき各地のイスラーム系集団の動きを概説している。IS成立までのイラクやシリアでの動きも解説しているが、思想的な流れよりも状況を中心にしているため、動きはとらえやすいが、アルカイダとの関係などちょっと分かりにくさも。また最後にセキュリティについて出てくるが、そちらが専門かもしれないけど一般向け新書に必要なのか疑問。それより各地のIS支持集団のイスラーム的考えが知りたかった。2015/10/10
coolflat
9
オバマ政権は、アルカイダを弱体化させたのと同じテロ対策の手法を実施しているが、ISには従来のテロ対策が通用しないと言う。アルカイダのようなこれまでの国際テロ組織は、裕福な湾岸諸国の金持ちなどからの寄付を主要な資金源としていたため、資金集めに国際金融システムを利用していた。テロ組織が国際金融システムに依存している限り、米金融当局は送金ルートを遮断するなどの制裁措置をとる事ができた。しかしISの収入は、その大部分が自ら支配してる膨大な地域から生み出される富であるため、米国が得意とする金融戦争の手法が効かない。2015/12/12
読書実践家
8
イスラム国の無秩序性について分かる。もはや、何でもありの状態に突入している。日本が平和に生きていくために何が重要になってくるのか。イスラム教自体が全て過激主義だと捉えられてしまう可能性も出てくる。ヨーロッパは古代ギリシア文明の知識をイスラム圏に保存してもらったこともある。持ちつ持たれつで、共存していく方法はないのだろうか。2016/02/29
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