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内容説明
変化が激しい時代に、従来の終身雇用では時代のスピードに対応できない。優秀な社員も成長できる仕事を求める。このような時代、シリコンバレーで実践されているのが、「アライアンス」という雇用形態だ。人は企業とではなく仕事と契約し、かつ企業とも信頼で結びつく。変化に対応する組織の新たな雇用を提唱する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
93
人と企業との新しい関係。◆シリコンバレーでは実践されているらしい。ウチの会社でも導入できるんじゃないかな。人材確保のためにも検討してもらいたいよなぁ。◆終身雇用形態が減っていく世の中。企業、従業員共にリスクの高い随意契約でも成り立たないのなら...新しい雇用形態が『アライアンス』。雇用主と社員が提携し、期間を定めてコミットメント契約するというもの。◆これであれば、互いのリスクが減る。企業側は達成してもらいたい目標を提示、社員は希望報酬を提示する◆プロスポーツチームの選手と思えばいい。やることは明確だ。2019/09/15
cape
23
信頼関係に基づいたコミットメントとネットワークが、終身雇用を前提としない現代に競争優位を築くカギだと説く。あわせてその手法を教えてくれている。この中でのポイントはマネージャーによる徹底的な対話だろうと思う。一人ひとりと誠実に向き合うことが、基礎となる信頼関係の構築に必要だろう。それは日本的に読み替えると愛情であり、それを対話という形で表現する必要がありそうだ。概ね共感。まずは自分の部署で実践してみたい。2016/02/28
ボル
13
100年ライフに関係する書と言える。企業に勤める人が定年に達するまでに、人脈を重視し次のキャリアに活かしておくことが学べた。なので、現在の職で培った人間関係・信頼関係を上手く活かそう。指南書と言える内容であった。2019/09/14
はるー
9
兄に薦められて読みました。会社を辞めてもお互いの信頼により繋がっていて、その後のビジネスや人脈の広がりに良い影響を与えるという内容。今私がいる会社には全く考えられないシステム。でもこれはすごく良いことだと思う。こういう良いことに対して積極的に動ける会社っていいなー。
またおやぢ
8
終身雇用を約束できる企業など皆無の御時世。一方で、個人は相変わらず「就社」した企業に対し、漫然と時間を切売りし続けているのが現実。この状況は、人と企業にとって、不確実性の高い、継続性に対するリスクを孕んだ関係に他ならない。相互信頼と相互投資に基づく『アライアンス』を結ぶ事で、相手が求める価値を提供しつつ、自らの利益確保を可能とする関係構築でき、また『コミットメント期間』を明確にした雇用契約の締結により、この互恵関係を最適化できるとの著者主張には首肯できる。組織とは相互信頼の上に成り立つ事を再認識する一冊。2016/06/01
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