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内容説明
「銀座の空気」はこうして作られた。江戸の誕生から町人地としての発展、明治の煉瓦街建設からモダン都市成立、そして戦後の変容。魅力あふれる銀座という街の空気は、幾重にも重ねられた、都市の歴史が作り出したものだった。都市研究者が自身の足で街を歩きつくし、資料を丹念に読み込み、銀座の構造と進化の過程を鮮やかに描き出す。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆう
10
銀座の街の成り立ち、変遷。「井字型」街区のブロック割りから、明暦の大火後「短冊型」街区、町屋敷…時代とともに変わってきた。街は少しずつ変わっている。こんな時期でなければ、古地図片手にお散歩したい気分なんだけどな。2021/09/28
雲をみるひと
8
江戸期以前から昭和にかけての銀座の町割の変遷を論じたもの。一般的とは言えないテーマだと思われるが、なかなかない視点で参考になった。日本橋や京橋との比較、舟運の影響などを述べた江戸期の研究とその構成への影響が特に詳しく論じられている。2020/05/19
メルセ・ひすい
1
8-35 赤96 江戸初期から現在の都市としての銀座まで・・江戸の誕生から町人地としての発展、明治の煉瓦街建設からモダン都市成立、戦後の変容…。銀座の空気は重層的な歴史の中で作られた。研究者が街を歩き尽くし、資料を丹念に読み、銀座の構造と進化の過程を描き出す。2007/04/13
とっぴー
0
銀座の土地利用は家康の思惑や明治政府の思惑等が絡み合って今に至っている。これを読んだ上で、銀座を歩くと当時の人々の気持ちが分かる気がする。2011/11/13