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内容説明
入社式、社葬に隠された意味とは? 日本的経営の秘密をさぐる。ビルの屋上に祠をかまえ、物故社員慰霊の法要を営む。日本の会社=社縁共同体はなぜ神仏をまつるのか? 入社式や社葬の知られざる意味とは? 経営人類学の観点から日本的経営の本質を解き明かす1冊。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
masoho
2
会社墓、社葬、入社式、企業ミュージアム、経営哲学などの会社における宗教について語られている。なるほど会社は社会的縁としてのまとまりである以上宗教よな、ということに思い至る。会社墓とその祭祀あたりの話が一番面白かった。何事も宗教。2023/10/23
maqiso
2
日本にはカミとホトケへの信仰があり、会社宗教もそれに基づく。カミは主に現世利益を担当し、祝福のために会社神社が勧請されたり、企業博物館で歴史や業務が神聖化される。終身雇用を前提として会社の「先人」を祀る会社墓が作られ、会社の再生の儀式として社葬が行われる。宗教の枠組がどれくらい適用できるのか微妙なところもあるが、具体例が多くて面白い。2021/07/04
Go Extreme
1
経営人類学と会社 会社宗教とは何か: ルーツ カミとホトケの不平等二分 平等原理と不平等原理 カミとホトケの五行説 会社神社と社縁共同体: 会社神をまつる神社 恵比寿の再開発と恵比寿神社 会社はなぜ神をまつるのか 会社墓と日本的経営: なぜ物故者を供養するのか 会社への加入儀礼=入社式: 入社時研修とイニシエーション 会社の不滅と再生の儀式=社葬: 社葬の意義 会社の神聖化装置=企業博物館: 展示にみるカミとホトケの相剋 経営者と宗教: 経営者はなぜ宗教にひかれるのか 船井幸雄の経営宗教 宗教からみた経営2022/06/30
kure
1
本書は日本の会社組織における「会社宗教」について豊富な例を用いて論じているが、第7章では会社宗教が日本においてCSRに貢献しうることを指摘しており、新しい視点を得た。また、エピローグではベラーの市民宗教論を引用することで、読者にアメリカ市民社会における宗教意識と会社宗教の宗教意識を比較する余地を与えており興味深かった。2020/06/14
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
0
【ココロの琴線に触れたコトバ】日本の会社宗教においては特殊会社的な信念・象徴・儀礼がさまざまな機会と社会的に演出される。と同時に、社葬のような公的な場面で社外的に表出され、社内の連帯と会社の目標達成のために、社員に何らかの動機づけを行っていることもたしかである。2016/01/21
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