内容説明
30年来絶えて音信のなかったオズワルド叔父から、遺産と称して厖大な日記が送られてきた。そこには、国から国へ、女から女へと渡り歩いた叔父の優雅で刺激的な暮らしぶりの全貌が記されていた――ある男の妻と娘を両方いただこうとし……表題作ほか四篇を収録したファンタスティックなエロティック・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
169
著者ダールの短編4篇から編まれている。男女の情事の機微をダール風ジョークで味付けが施されている。ぶっちゃけ下ネタのオンパレードで、まるで筒井康隆の『日本列島七曲り』を髣髴する作品(これほどまでにドキツクないけど)。本作だけを読むとダールという人物は、よほどの”女嫌い”か、女性に対する偏見を持っているように感じるが、実際は真逆でとても愛妻家だった。2度のど結婚しているが、前の奥さんが重度の病に倒れたとき、すでに再婚しているにもかかわらず頻繁に彼女の看病をしたとか。流石はジェントルマンの国に生まれたお人だ。2017/08/28
絹恵
51
忘れるために旅をしていたはずなのに、溢れてくることはやり残したことばかりでした。そしてあの夜に、砂漠の中心で砂の女を待っていたのは紛れもなく彼自身でした。白昼の渇いた心に深夜の濡れた熱が覆い被さっても、満たされることがないのは、諦観交じりの冷静さを持ち続けたからだと思います。それでもこの寒気は発熱の前兆で、情欲の引き金だから。2015/10/12
空猫
29
ほぼ児童書ばかり読んできたダール作品。この本はエロ話でまず面食らった。最初の『来訪者』で登場する叔父のオズワルドは一度寝た女には興味をなくすというどこかで聞いたような女たらしで成金で嫌な奴だがホラ話としては一級品だ。彼は最後の『雌犬』にも登場する。オチにクスリとさせられた『夫婦交換大作戦』よくある話とも言えるか。笑えないのは『やり残したこと』このラストは後味悪い。一番ダールらしいとも言えるのだが。ともかくこの新訳は読みやすく嬉しい限り。2018/01/02
のせ*まり
28
思ったよりも下ネタ満載。最近下ネタが入る本ばかり読んでるなあと思ってたら、アメリカ文学漬けだったからか!!(偏見)ダールらしく、自分の策に嵌まった人間のお話。ダメ人間なのに憎めないのは大人の本になっても同じだなぁ。ある意味大人のための童話という印象。結局はすべて自分に返ってくるのね、くわばらくわばら。2017/03/07
ビイーン
25
収録作品のどれも最後に手厳しいしっぺ返しを喰らうオチがつく。愉しめた。ダールの他の小説も読んでみたい。2025/07/31
-
- 電子書籍
- 死神皇女の結婚【分冊版】 1巻 アヴァ…
-
- 電子書籍
- PUI PUI モルカー ネコ救出大作戦
-
- 電子書籍
- 愛を思い出して【分冊】 8巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- ガガガ文庫 電子特別合本 七日の喰い神…
-
- 電子書籍
- the座 19号 しみじみ日本・乃木大…




