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内容説明
日本企業は、国内では激しい同質競争で疲弊し、グローバルでは新興国企業にコスト競争をしかけられ、利益率の低下に悩んでいる。どうすれば薄利の奪い合いから脱却できるのか。やみくもに売上やシェアを増やさなくても、競争しない状態を作ることによって、利益率は高められる。本書はその戦略を、50社以上の企業事例をもとに、実践的に解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
超運河 良
17
ビジネスは同じ製品やサービスをやっている様に見えてもコンセプトが異なると競争が消える。商品はメリットを宣伝して売る大半の方法からデメリットを正直に伝えて売る方法だと同じ商品でも売り方が異なりビジネスモデルが変わる。デメリットを伝えるからこそこの値段で売りますとするとお客さんへの安心感も伝わり納得して買い物をしてくれる。ちょっと考えた。生コンも現場に運ぶだけではなく、事前に住宅コンサルティングをして行くことで製造業からサービス業になって生コンを運んでるように見えても他の建築資材も同時に販売してことになる2015/09/24
Mik.Vicky
11
非常に読みやすく勉強になった。自分の仕事に活かすとなると難しいが、方向性としてはしっかり保持しておきたい。 チャンスをうかがい、またはチャンスを作りだし、競争しない競争戦略で業績を上げたい。必読したい本である。2021/04/30
Tsumugi.G
9
昨年10月か11月に、就活で出会ったデータベースを扱う企業の説明会に行った際、社長がゴリ押ししていた本。結局面接を受けられなかったが志望していた為、その日のうちにアマゾンで購入したがこれがなかなか難解で、ちまちま読み進めても読了に10ヶ月かかってしまった。マーケティングで重要な基本理論も紹介されているし様々な企業の実際の事例も多数紹介されているので、就活生の企業研究にもってこい(しかし難しいので基本的には経営者向けの本なんだと思う)。勿論1度じゃ全く理解出来ていないので、何度か再読します…。2018/09/28
しんぺい
9
競争しない競争戦略 ①棲み分け ・ニッチ戦略(質的コントロールと量的コントロール) ・不協和戦略(リーダー企業と戦わない) ②共生 ・強調戦略(バリューチェーンの一部に特化する)2015/10/18
tkokon
8
【使える!】うまいポジションを得て、他社との競争をうまく回避するためのフレームワークを提示している。類型のパターンが多く、しかもそれぞれのパターンに対して、企業の実例をいくつも紹介している。当然、一つ一つの企業については紙面が割けない分さわりの紹介のみではあるが、競争を回避する類型のイメージは十分にわかる。興味があればそれぞれの企業について自分で調べられるほどにはイメージが湧く。最後にちょろっと自社の名前が出てきたのはよかった。手元において「事例をぱらぱら眺める」使い方がよいかも。2015/06/25