竹書房怪談文庫<br> 恐怖箱 厭鬼

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竹書房怪談文庫
恐怖箱 厭鬼

  • 著者名:つくね乱蔵【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 竹書房(2015/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801901100

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内容説明

エグいほどに恐ろしい。
内臓の襞に粘りつく、おぞまし怪談!
ひと言で言えば、おぞましい。厭な話ばかりが集められている。生者の闇が、死者の無念をひきずりだし、悪意に力を与えたとでも言おうか…人心の醜さがとてつもない恐怖と惨事を引き起こしている。蔵で見つけた般若の面の曰くとは…「紙般若」、家族が順繰りに死んでいく呪われた家…「四人結界」、墓場でコックリさんをした姉妹は…「妹からの手紙」ほか、魘されること必至の35話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

148
本書の題名は話を読んだ奥さんから「アンタ、鬼やな」と言われた事に由来するのだそうですが誠に著者は一切の妥協を許さない冷徹非情なハード系実話怪談噺の鬼だと思いますよね。「女人結界」の駄洒落ですが誠に恐ろしくて血も凍る一編。『四人結界』美穂さんは十五歳になって間もなく四人いた家族が全員死んでしまい一人きりになった。75歳の祖母は2月3日に裏口のドアノブに帯締めを掛けて首を吊って自殺した。二人目は兄で引きこもった末に同じく2月3日の朝にベランダで首を吊って死んだ。父は2月3日を遣り過ごそうと母を連れ旅行に出る。2020/12/10

ネムコ

28
とっても後味の悪いお話ばかり選りすぐり。そして人がたくさん死ぬ。文章の磨き方は職人技ですね。2018/01/18

ラルル

28
つくね乱蔵さん、超1の頃から好きだったんですが単著が少ないですよね、もっと読みたいです。「そりゃないぜ」と思わせるような厭なお話が集まっておりました。あとがきも厭ですね~♪ そしてくだんの話が読めるとは思わなかったです、なんか得した気分。2015/02/17

NAO

25
この本怖いんだけど・・・でも面白い。なんて言っていいのだろうか???まだ見つからない、妹からの手紙ほかも怖かった。2017/09/05

hannahhannah

18
つくね乱蔵による実話オカルトホラー。今回も厭な話が多い。クズが超自然な力を使ってクズなこと(人を呪い殺す)をする話がよくあった。著者がプロフィールに「良き家庭人」と書いているせいか、家族間の厭な話がよく目につく。「四人結界」はひたすら不可解。「個人情報確保」は女の頭おかしいだろ。逆恨みもいいところだわ。「托す」と「妹からの手紙」のラストの絶望感凄い。あとがきで、著者が「すぐに終わってしまう恐怖で終わらせたくない。すぐに日常に戻らせてたまるか」と怒りを沸き上がらせている。いろいろヤバいんじゃないか、この人。2017/03/27

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