内容説明
正月の門松、雛祭りのモモなど、日本の行事やならわしには、決まった植物が登場する。それはなぜか? 植物の特性と歴史的見地から、行事の原点を解く。すると、自然との結びつきを大事にしてきたかつての日本人の暮らしが見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
4
植物の名前の由来、それに関して日本だけではなく台湾などの近隣地域の習俗も紹介されていて楽しかった。但し、やや専門的だったので、読後長い間頭に残っているかどうかは謎。万葉歌人が紅よりも黄色をめでたというくだりや、月見の薄の意味合い(収穫祈願と魔よけの意味を持つ)などが特に興味深かった。2015/10/02
pitch
2
日本人に馴染みのある植物の、暮らしとの関わりについて書いた本。元の本の出版が三十年くらい前なので、もう今となってはちょっとずれてる箇所がなくもないけど、著者の博識にはひたすら感心して読みました。読みやすいし、盛りだくさんで得した気分になれる一冊2024/12/14




