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内容説明
生殖技術の進展により、不妊カップルだけでなく、独身者、同性愛カップルまでが「子ども」を持てる時代になった。代理母先進地のインド、タイ、ベトナムで当事者や関係者にインタビューした著者が、代理出産の今と将来を描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
29
2013年初出。ジョゼフ・ナイ教授は、権力の核心は持てる資源を影響力に 転換する(傍点)ことで、権力の行使(22頁)。中国社会で中心的な役割を果たす関係(グワンシー、双方向の義務)の取引。中国ではいつでもどこでも誰でも社会的な関わりを取引にする(207頁)。中国の文化産業規模は、GDP2・75%に相当。政府は文化産業を経済の柱にしようとしている(275頁)。文化経済学からすると興味深い。中国語、中国文化を世界に広めるための大学水準の孔子学院、中高水準の孔子学級(319頁)。2015/11/17
BLACK無糖好き
5
中国は国連安保理の常任理事国であるが、世界の主要な問題について何一つとして解決策の模索に積極的に関わっていない。その一方で中国の現実主義者は、グローバルガバナンスに中国をもっと参加させようとする欧米の動きは中国を縛り付け、中国の資源を枯渇させ成長を遅らせようとする罠だと考える。さらに中国ではあまりに国内問題がありすぎてグローバルガバナンスに貢献する余裕などないとの意見もある。本書では中国の外交・経済・文化・安全保障・世界で果たすべき役割について多面的に深く掘り下げて分析している。とても参考になります。2015/08/17
人生ゴルディアス
4
データを多用し、世間で言われているほど中国は大きくないし、今後世界の主要プレイヤーになることもあまりなさそうだ、という本書。ちなみにデータを用いて語るのは良い反面、具体的な顔が捉えにくい。『ネオ・チャイナ』を直前に読んでいなかったら、色々な記述が素通りしてしまっただろう。こっちはアイウェィウェイや韓寒をめぐって物語的に記述されているので、どういう人物でどういう顛末を辿ったかがわかりやすい。二冊あわせて読むといい気がした。2015/10/02
にゃ
2
日本が引っ越すことはできないので、中国についてよりよく知ることは日本の将来、ひいては自分の未来を考える上で非常に重要と思っています。俯瞰的に現在の中国の状態を冷静に理解できると紹介されていたので本書を読みました。著者は1人ですが、色々な角度から中国を冷静に分析していて現代中国の状態が大体わかりました。過不足のない中国への理解が最も大事だと言う主張に深く納得できました。ついでに、この本分厚いですが、本書の最後の四分の一は引用です。挫けそうな人はそれを信じて頑張ってみてください。。2015/12/09
きっしょう
2
膨大なデータを基に中国を多角的に分析していて、ナルホドと思わせる論考は大変勉強になりました。中国を過大評価せず、また過小評価することなく冷静かつ長期的な視点で見つめていくことが肝要なのでしょう。2015/10/31